トップモデルの親友対談。
フリーダ&ジャックのビューティシークレット
モデルのフリーダ・グスタフソン(Frida Gustavsson)とジャック・ヤガチャク(Jac Jagaciak)が、「ニナ リッチ(Nina Ricci)」の香水「ニナ リッチ ルナ ブロッサム(NINA RICCH Luna Blossom)」のキャンペーンに登場。二人の特別インタビューが実現!
──美しさの定義とは?
F「自分自身をおしゃれに見せることだったり、笑顔だったりいろんな要素があると思うの。私は美しさは内面から来ていると思うから、優しい人やハッピーな人は誰かを美しくしている気がする」
J「私にとって美しさとは、必ずしもハッと目を引く人や物ではないの。一目惚れみたいな感情は、もうちょっといろいろ知った後に出てくる肯定的な気持ちかな」
──ビューティ・アイコンは誰?
F「キャサリン・ドヌーブ(Catherine Deneuve)とブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)。あとは、イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)が本当に大好き!」
J「80年代後半から90年代初めにかけてピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)に撮影された女性たち。クリスティー・ターリントン(Christy Turlington)、リンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)、ヘレナ・クリステンセン(Helena Christensen)のようなクラス感ある自然な美しさに憧れます」
──毎日の美容生活はどんなもの?
F「私はとってもナチュラルでベーシック派。オイルをはじめとした、ナチュラルなスキンケアが基本」
J「複雑なケアではなく、とにかく寝る前にちゃんとメイクを落とすことだけは忘れないようにしているわ。洗顔後に時々、穏やかなピーリングやクラリソニックを使ってケアしたりすることも」
──なくてはならない美容アイテムは?
F「マスカラ、ココナッツオイル…あと、髪に輝きを与えるちょっとしたゴールドのキラキラ」
J「リップクリーム、ドライシャンプー、リッチなボディクリームです」
──最初の嗅覚の記憶を教えて。
F「ストックホルムの海の香り」
J「おそらく私の家族の家の匂いかな。それぞれの家に独自の匂いがあって、その香りが記憶と結びついているのが面白いなって」
──どんな香りが好きですか?
F「夏の肌の香り」
J「フレッシュでシンプルな香りが好き。ラベンダーを買って、自宅のいろんな場所に置いて香りを楽しんでいます」
──モデルになったのは偶然? それとも天職だと感じますか?
F「もしかしたら、そうなるべきだったのかも。ある日、道で声をかけられてスカウトされ、それから起こるすべてのことに恋に落ちたの。洋服というものを通して、素敵なイメージやコンセプトを作り出す。そういうことすべてが、魅力的でした」
J「私は今の自分の職業になるべくしてだったのかもしれない。自分自身でこれからどんな“混乱”が待ち受けているかなんて考えもせずに、一人でキャスティングに行ったの。たぶん、自分がそのときそのオーディションへ行かなくても、きっとまた次の月に行くことになっていたかな、なんて思ってしまう(笑)」
──これまでのキャリアはどんなものでした? またこれからのプランがあったら教えて。
F「私は14歳から働き始めて、この8年間は本当にクレイジーな旅でした。世界中を旅しながら、ファッションを学びました。それは私にとてもたくさんのことを与えてくれ、会えるなんて夢にも思えなかった人々とともに、素晴らしい場所に連れていってくれました。未来のプラン……それはとってもエキサイティングなことが起きているの! 秘密のことだけれど、本当にエキサイティング!!」
J「13歳でこの業界で働けるということはとてもラッキーでした。まず、10代の女の子にとって、学校を終えて週末や休暇中に旅をするというのは、楽しい冒険だった。そうするうちに、それがわたしのキャリアになり、仕事になって。女の子が大人の女性になったけれども、冒険は決して終わらない(笑)。私はモデルという仕事が、少なくとも私の人生の一部であることをいつも願っているの」
──どんな女性にインスパイアされますか?
F「自分が信じることを成し遂げる女性。彼女たちは最高な女性たち!」
J「母親だったり、妻だったり、そして活動家だったりパッションを持っている人にインスパイアされます。私はそれが、女性が持っている最大の力だと思うから」
Text & Edit : Hisako Yamazaki