MSGM クリエイティブ・ディレクターマッシモ・ジョルジェッティの頭の中 | Numero TOKYO
Interview / Post

MSGM クリエイティブ・ディレクター
マッシモ・ジョルジェッティの頭の中

2016年3月、原宿にオープンした国内初の旗艦店でのイベントのため来日したクリエイティブ・ディレクターのマッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgeti)にインタビュー。

msgm massimogiorgeti
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2009年ブランドを設立以来、瞬く間にスターブランドとして注目を集め続ける「MSGM」。ロゴやネオンカラー使いなど、アイコニックなデザインを取り入れつつ、時代の空気を絶妙に含んだコレクションを展開する。ブランドのクリエイティブ・ディレクターであり、ファウンダーでもあるマッシモ・ジョルジェッティ。DJやコンサルタントとしてのキャリアも長く、異色の経歴を持つ彼が語る、飛躍の秘訣とは? ミラノのイットブランドへと成長を遂げた軌跡 ──今回の来日で表参道店を見るのが初とのことですが、ショップの印象はいかがですか? 「ファッションビジネスにおいて、ショップ空間というものにすごく重要な意味を感じている。このショップには、MSGMを作る要素であるストライプやハートモチーフ、鮮やかなカラー、そして音楽などが凝縮されていると思う。こういう空間を日本のファンに提供できるのは嬉しい。それに原宿というストリートカルチャーの真ん中に位置するこの場所が、ブランドの世界観とマッチしていると思う」
msgm massimogiorgeti
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──ブランド設立から瞬く間にミラノを代表するブランドへと成長を遂げてきましたが、多くの人に受け入れられる理由とは何でしょう? 「一つは、ロゴ使いやネオンカラー、プリント、ミックス&マッチなど様々なトレンドを生み出しているということ。トップスなどにプリントした『Freedom』『Beauty』と言ったストレートな言葉も人々に広く受け入れられたのかもしれない。そして商品はすべてイタリアで生産していて、オリジナルプリントは捺染業が盛んなコモで行っている。MSGMは高いクオリティを保ちながらも適正な価格で提供する、コンテンポラリーブランドだ。一定のクオリティレベルを守ることはチャレンジだけれども、それがとても重要だと考えている」

Photos:Yuji Namba
Interview&Text:Etsuko Soeda
Edit:Mito Michie

Profile

マッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgeti)1977年イタリア・リミニ生まれ。高校で会計士の資格を取り、卒業するとリッチョーネにあるブティックでセールスパーソンを務めたり、ショールームで働くなどの経験を積む。音楽にも造詣が深く、インディーミュージックをこよなく愛するDJとして活躍した経験もある。またコンサルタントとしてのキャリアを積みながら、2004年からデザイン活動を開始、2009年に自身のブランドMSGMを立ち上げた。2015年4月からEMILIO PUCCIのクリエイティブ・ディレクターも務める。

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