Food / Feature

MIXカルチャーが好き! 河原シンスケおすすめのレストラン3軒

食通のゲストセレクターを迎え、いま注目の“食の世界”をおすすめのレストランとともに紹介するフード連載。Vol.12は、Numero.jp連載『usagi bonごはん』でお馴染みのアーティスト河原シンスケがおすすめするレストランをピックアップ。(「ヌメロ・トウキョウ」2019年10月号掲載)

低温でしっとり仕上げた鶏胸肉に、フレッシュズッキーニとアルゼンチンのソース「チミチュリ」を添えて(ディナーコース¥7,000)。サヴァニャン種から造られたジュラ地方のナチュラルワイン「スーラロッシェ・マルドゥル 2015 トマ・ポピー」(¥10,000〜)と一緒に/Sans Déconner
低温でしっとり仕上げた鶏胸肉に、フレッシュズッキーニとアルゼンチンのソース「チミチュリ」を添えて(ディナーコース¥7,000)。サヴァニャン種から造られたジュラ地方のナチュラルワイン「スーラロッシェ・マルドゥル 2015 トマ・ポピー」(¥10,000〜)と一緒に/Sans Déconner

さまざまなカテゴリーへの愛

人生の楽しさは、いろいろな人、年齢、場所などから教えられて充実する。だからいつもアンテナを張って、出会いを大切にしたいと思っている。年配の方だけでなく若い人、時には子どもたちの意見もちゃんと聞いて新しい知識をキャッチしたい。それってよっぽど欲張りなのかもしれないけど…。

東京は本当においしいレストランが多い。そして好きだと思う店やシェフたちは、異常なマニアックさで、ほとんど変態だ。そんな変態は大好物。

「Sans Déconner」は、パリから帰国して自分の名前と同じ「渋谷」で店を探したというシェフ。「Sabatini di Firenze Tokyo」は、今では少なくなったワゴンサービスが気分を上げてくれる本物中の本物。「広尾 小野木」は、シックだけどカジュアルで居心地よくカウンターも個室も両方楽しめる。

それぞれ全く違う店にインスパイアされ続けると同時に、これから誕生してくるベイビー店にも期待し新旧のしのぎ合いをますます楽しみたい。

「トマトとフルーツ」。カラフルなトマト、いちじく、プラム、ブルーベリーやハーブ、リコッタチーズの爽やかな一皿。ランチ(¥2,500/¥3,000)とディナー(¥7,000)のコースの前菜。
「トマトとフルーツ」。カラフルなトマト、いちじく、プラム、ブルーベリーやハーブ、リコッタチーズの爽やかな一皿。ランチ(¥2,500/¥3,000)とディナー(¥7,000)のコースの前菜。

Sans Déconner
ソンデコネ

「冗談じゃない!」「そんなバカな!」という意味のフランス語を掲げた、松濤のフレンチ。渋谷将之シェフと自然派ワインに詳しいマルコさんのフランス語の掛け合いは、まるでパリのビストロのよう。

渋谷将之シェフとマルコさん。
渋谷将之シェフとマルコさん。

ランチとディナーはコースのみ。旬の食材からインスパイアされた料理は、足を運ぶたびに異なる調理法で登場するから、リピーターが続出中。暑さの残る9月頃までは、野菜にほぼ火を通さずに、フレッシュなおいしさを堪能できる。ワインのセレクトもマルコさんにお任せを。21:00からはアラカルトでのオーダーも可。

店内はリラックスできる空間。
店内はリラックスできる空間。

住所/東京都渋谷区松濤2-13-10
TEL/03-6479-4625
営業時間/木〜土 12:00〜14:00(L.O.)、月〜土 19:00〜21:00(L.O.)
定休日/日
URL/www.instagram.com/sans_deconner/
※21:00以降はアラカルト。
※メニュー、ワインは時季によって変わります。

ワゴンでソースを作る「サバティーニ風スパゲティ」(¥3,000)。トマトとパンツェッタ、卵黄のリッチな一皿。
ワゴンでソースを作る「サバティーニ風スパゲティ」(¥3,000)。トマトとパンツェッタ、卵黄のリッチな一皿。

SABATINI di Firenze Tokyo
サバティーニ・ディ・フィレンツェ東京店

創業100年以上というフィレンツェ本店の味を継承した「サバティーニ・ディ・フィレンツェ東京店」。1980年に正統派イタリア料理を日本にもたらしたこのお店が、昨年ヒューリックスクエアに移転オープン。重厚なインテリアや、目の前で料理を仕上げるクラシカルなワゴンサービスはそのままに、本格的なトスカーナ料理を堪能できる。本物とは何かを教えてくれる名店だ。

フィレンツェ本店から来日して30年余りメートルドテルを務める、トンバさん。
フィレンツェ本店から来日して30年余りメートルドテルを務める、トンバさん。

住所/東京都千代田区有楽町2-2-3 ヒューリックスクエア東京3F
TEL/03-6263-9390
営業時間/11:30〜14:30(L.O.)、17:30~21:30(L.O.)
URL/www.miyoshi-grp.com/cardinal/sabatini/

驚きのヴィジュアル! 口の中でオマール海老とカニの旨味が爆発する「海老“び”の炊き込みご飯」(¥3,500/税・サービス料別)。
驚きのヴィジュアル! 口の中でオマール海老とカニの旨味が爆発する「海老“び”の炊き込みご飯」(¥3,500/税・サービス料別)。

広尾 小野木

食べてよし、飲んでよしの「広尾 小野木」。和食を現代的に解釈した料理と銘酒を友人と賑やかにシェアしたり、カウンターでひとり静かに楽しんだり、さまざまなシーンで使える食通たちのとっておきのアドレス。樹齢45年の樫の根を使ったシャンデリアや、楡の一枚板のテーブルやカウンターなど、店主の小野木茂樹さんの名にちなみ木をたっぷり使ったアートな空間も見逃せない。

木の温もりと、洗練された感性がミックスされた店内。
木の温もりと、洗練された感性がミックスされた店内。

住所/東京都渋谷区広尾5-8-11 BARBIZON22 2F
TEL/03-6447-7657
営業時間/18:00〜23:00(L.O.)※材料がなくなり次第終了
定休日/日・祝
URL/discovery-t.com/hiroo-onogi/

Photos:Aya Kawachi(Sans Déconner ソンデコネ), Kouki Hayashi Text:Miho Matsuda Edit:Yuuka Shiomi

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara アーティスト。美大卒業後、80年代よりパリを中心に欧米、近年は日本で活動。パレ・ド・トーキョー、西本願寺伝道院、セーヌ・トウキョウ等の展覧会に加え、エルメスなど企業コラボも。2018プロジェクション・マッピングを仙台うみの杜水族館で開催。Web連載『usagi bonごはん』

Recommended Post

Magazine

ec

October Special 2019 N°130

2019.8.28発売

Lady Power(Special)

私より、あなたのために(特装版)

オンライン書店で購入する