最強の焼肉レストラン「The INNOCENT CARVERY」 | Numero TOKYO
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最強の焼肉レストラン「The INNOCENT CARVERY」

今月のディッシュvol.96は「♡ブランド牛」をテーマに、おすすめの3軒をご紹介。

ブランド和牛を楽しめるレストランが、グルメでヘルスコンシャスな女子に大人気。シンプルに焼く、薬味を添える、タルタル、ワイン煮やすき焼き風にetc…と、さまざまな食べ方で楽しめる和牛は、産地・部位・料理法でうま味の引き出しがどんどん広がる魅惑の食材。この夏、最上質の和牛食べ比べを楽しんでみては!?

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肉を見せながら、部位や適した調理法、味を説明してくれる。左から各100g兵庫県産神戸太田牛のサーロイン¥4,000 宮崎産尾崎牛シャトーブリアン¥12,000 牛タン¥3,500

The INNOCENT CARVERY
絶品和牛の食べ比べで好みの部位を発見!

肉をウリにするお店が増え続けている。赤身肉好きが増え、和牛の霜降り肉は体に重いと、やや敬遠され気味。そんな声を受け止める肉の生産者や料理人が新しい試みを始めた。「The INNOCENT CARVERY」。厨房を率いるのは岡田賢一郎さん。「Ken’s Dining」「銀座橙家」をつくり上げた伝説の料理人だ。「ブランドによる違いもありますが、目の前にある肉をいかにおいしく食べてもらうかが、やっと見えてきました。何十年も肉と向き合ってきていますからね」。岡田さんがすごいのは、赤身や霜降りにとらわれず、さまざまな肉を自由自在に調理するところ。例えば松阪牛のフィレ肉なら、小さな塊ごと隠し包丁をして「づけ」に。牛タンは刺し身にしてぽん酢をかけ、トリュフをたっぷりのせる。どれも身悶えしてしまうほど、強烈なおいしさだ。カウンター席だけの新しいコースは「LABO MENU」と銘打ち、8銘柄牛の約10部位をあの手この手で調理。産地、部位、融点、エイジング別の食べ比べもあるので、自分の好みを見つけられる。最近は生産者が飼育法や飼料に工夫を凝らし、体に優しい牛を育てているという。岡田さんは、そんな志ある生産者の肉を店の冷蔵庫で熟成し、食べごろを見計らい、お客さまへ。食材への慈しみと技に創意工夫が加わり、赤身を中心にしながら、霜降りにも臆せず。和牛の新たな魅力に気づかされる。最強の焼き肉レストランの登場だ。

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住所/東京都港区西麻布1-4-28 カルハ西麻布101
TEL/03-5411-2911
営業時間/7:00 〜22:45(L.O.)
定休日/日
価格/LABO MENU ¥12,000〜(2名様より・要予約)
URL/www.innocent-carvery.jp

Photos:Masahiro Goda
Text:Mika Kitamura
Edit:Yuuka Shiomi

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JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

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