京都×アート写真の冒険へ! 「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」
世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本最高峰のアート写真フェスティバルが今年も開幕。それにしても……体験者の誰もが口をそろえて絶賛する驚異のイベント。恐るべきリピート率の理由とは? 今年の見どころから、併せて楽しみたい京都のおすすめまで。いざ、めくるめくアート写真の冒険へ!(「ヌメロ・トウキョウ」2018年5月号)
KYOTOGRAPHIEとは?
寺や町家など京都が誇る歴史的建造物から、最先端のカルチャー空間までを舞台に、驚くべきクオリティのアート写真が集結する、日本では数少ない国際的なフォトフェスティバル。2013年の第1回より毎年開催され、これまでに約38万人を動員。通常は非公開の空間を含めて京都市内に点在する会場を訪ね、1軒ごとに異なる演出の展示に巡り合う。その極上の体験で、ファッション関係者や海外アーティストからも高い支持を集めている。
今年のテーマは?
KYOTOGRAPHIEでは、毎年異なるテーマで出展作家が選出される。第6回目となる今年のテーマは「UP」。個人からグローバルまで、現代を生きる人々が直面するさまざまな問題に対して、目線を上げて行動すること。その決意にふさわしく、京都市中央市場や氷工場跡地など丹波口エリアの会場が新たに加わる。同時期に市内各所のギャラリーやカフェなど約70カ所で開催されるサテライトイベント「KG+」も併せて要チェック。
KYOTOGRAPHIE共同創設者/共同ディレクターを務めるルシール・レイボーズと仲西祐介。移住者ながら手探りで2013年に第1回を開催。すべてはアート写真に対する彼らの熱意から始まった。(Photo : © Naoyuki Ogino)
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」
第6回のテーマは「UP」。私たち一人一人が直面するさまざまな問題に対し、ポジティブに目線を上げて自身や世界を変えていこうという願いを込めて、出展作家や会場を入念に選出。京都中央市場の場外をはじめとする丹波口エリアが新たに会場に加わるほか、多彩な関連イベントも。出展作家の顔ぶれや会場情報など、まずは公式サイトをチェックしてみよう。
会期/2018年4月14日(土)〜5月13日(日)
会場/京都市内15カ所
URL/www.kyotographie.jp/
Edit & Text : Keita Fukasawa