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松坂桃李の迷いと歩み「物作りの面白さを肌で感じた」

Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
ドラマ『サイレーン』で主演を務めた松坂桃李。大学生のときに冗談半分で受けたオーディションで雑誌モデルデビュー、すぐに戦隊ヒーローとして俳優デビューを飾り、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』では、主人公・梅子の夫役を演じ一躍国民的俳優に。一見すると、順風満帆なキャリアを積んでいくなか、俳優という仕事を選び、迷いながら自身と向き合ってきたターニングポイントを教えてくれた。(Numéro TOKYO 2015年11月号掲載

──人気コミックをドラマ化したドラマ『サイレーン』。主人公の警視庁機動捜査隊員・里見偲役を演じる松坂さんは、役作りのためにトレーニングされているそうですね。

「体力づくり、そして瞬発力を養うために鍛えています。犯人を追いかけて走りますからね。アクション面では、攻撃的というよりは相手をいなして制す、人を抑える術をメインとした柔術や合気道みたいな技を習っています。攻撃的ではないアクションは初なので、楽しみです。特に一話目はアクションシーンがふんだんに入ってくるでしょう」

──機動捜査隊、通称キソウは犯人を取り押さえても、その先の捜査はしない。それってジリジリしてしまうのでは?

「特に里見はミステリーを読むこと、推理することが好きな男。発想や想像力が豊かで、この事件はもしかしたらこういうことかも…とミステリー好きからくる勘、刑事にはない閃きがあったりするんです。しかし、周りからは頭ごなしに押さえ付けられてしまう。ジレンマだらけです」

──そしてキソウには木村文乃さん演じる猪熊夕貴がいます。相棒であり、年上の彼女でもある…これって近すぎませんか。

「確かに同じ職場で恋人同士、二人とも捜査一課に入りたいという同じ夢を持っている。ライバルであり、相棒でもある。実に複雑ですね。でもこれがこの作品の面白いところ。今までのバディものは物事を解決するにつれて段々接近し、親しくなるのが定番です。ところがこの話は最初から関係性は出来上がっているわけで、この完成された関係が話が進むにつれて崩れていく。僕はそこに面白さを感じています」

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