1975年にロンドンのラジオで「No Woman, No Cry」を聴いて以来、ボブ・マーリーはとても好きで尊敬しています。79年の彼の最初で最後のジャパンツアーの時には、ライヴも見ています。彼は音楽家であるだけでなく、平和を愛する活動家でした。ジャマイカ出身で全世界に影響を与えている、第三世界が生んだ初のスーパースターですよね。ボブの伝記モノはほかにも見ているけれど、この作品はジャマイカの政治状況などもかなり突っ込んで取材をしていて、彼が世界を動かしたことがちゃんと描かれているんです。音楽を通してボブが表現していたことは、あまりにも深くて大きい。この映画を観て音楽が好きでよかったな、としみじみ思いました。