スペイン記~セゴビア編1~ | Chikako Yonehara
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スペイン記~セゴビア編1~

セゴビアはマドリードからバスで2時間ほど行ったとこにある小さな街。

バスの通る道はあまりに田舎すぎて、「鹿が出る」「熊が出る」をはじめとする野生の生き物出現系看板がよく立ってます。

夜行ったのですが、マドリードから離れて1時間も経つと

忠告もなしにバス車内の電気が消されるほどの道の暗さ。街灯なんてない。

 

鹿…熊…暗闇…わたしたちはいずこへ…

恐怖のド田舎ロードを通って辿り着くセゴビアは…

 

とっても明るい街!!!!

バス停について、中心部へ歩き出すと

さっそくライトアップされた街並みが迎えてくれます。

にぎわうレストランのテラスにはなんだかおじいちゃんおばあちゃん率が高くて、

スペインにいながらちょっと巣鴨に来たような安心感…。

誰も彼も超元気にみんなで集まってワインを飲んでます。

 

そんなセゴビアはトレド同様歴史のある街で、古くからケルト人がお城を作ったりしていたそう。

石畳の旧市街は、世界遺産に登録されるほどです。

その世界遺産のメインとなるのは、

水道橋!!

遠くから水を引くために紀元前80年にローマ帝国のトラヤヌス帝が作ったされるこの水道橋は、

あまりの大きさに「悪魔の橋」とも呼ばれ悪魔が作ったと囁かれたりもしたそうな。

頑張って作ったのにひどい言いようです。褒めてほしいよ!

それだけ紀元前80年的に凄まじい技術だったんですね。

でもこの写真からわかるように、いまとなっては用がなくてもついつい集まっちゃう憩いの場です。

汚れひとつない水道橋を見て、ここがどれほどみんなに愛されてるかが分かります。

 

この水道橋、のぼることもできます。

水道橋のうえから見たセゴビア。

あたたかくてやさしい光がともる街と、にぎわう人々の穏やかさに安心感を覚えます。

なんでだろう。異国の田舎町、しかも来たばっかなのに半端じゃないアットホーム感。

やはりこれも漂う巣鴨オーラのせいなのだろうか…。

 

水道橋は昼間見ても圧倒的な存在感!

2000年以上続く街のシンボルです。

 

 

つづく

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chikako yonehara

ライター兼謎のうさぎ職人。ゆるめの毒舌でいろんなものをふわっと斬り込む!旅をしたりちょっと女子力を上げたりしてます。

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