マドリードからバスで1時間半にある
古都トレド。
タホ川に囲まれるそこは、6世紀西ゴート王国の首都でした。
西ゴート王国がなくなったあとも首都なき時代の一時的な宮廷としてお城を中心に栄えてきたのですが、
1561年にフェリペ2世が「首都マドリードにきーめた!」と言ってから
栄えることがなくなりました。
しかし栄えもしなかったものの滅ぶこともなく、形を変えずトレドという町は続いていきました。
そうして呼ばれるようになった、「16世紀で歩みを止めた町」。
1968年に世界遺産に登録されるほどの石畳のこの城下町は、
むかし、剣の生産で有名だったこの町。
今もなお武器屋が軒を連ねています。
伝説の武器エクスカリバーから日本刀に至るまでの武器も、鎧などの防具も選びたい放題だったので
倒さなければならない敵がいるひとはぜひ訪れてみては。
そしてトレドは驚くことに奈良市と姉妹都市です。
理由はなんとなくわかるよね。古いから。
あと…あれだよね。「はじめはうちを中心に国が回ってたのに…!同盟」みたいなね。そういうの感じるよね。
他にも7つの世界の都市と姉妹都市を交わしています。
意外な交友関係の広さが浮き彫りです。うらやましいほどです。
つづく