世界中のミュージアムや大学が配布中! アートな“ぬり絵” | Numero TOKYO
Art / Editor’s Post

世界中のミュージアムや大学が配布中! アートな“ぬり絵”

先日は休館中のミュージアムをオンラインで巡ってみましたが、世界中のありとあらゆる大学や博物館が「#colorourcollections」との呼びかけとともにぬり絵を無料配布していることを知りまして、連休中はぬり絵を楽しみました。

連休明けましたがまだどれも未完成。細かい絵のコレクションが多く、じっくり遊べます
連休明けましたがまだどれも未完成。細かい絵のコレクションが多く、じっくり遊べます

妖怪や珍獣が好きな5歳と2歳の娘たちは、ミネソタ大学のコレクションに興味津々。ドラゴンとかタコとか一角獣とか、神話に出てくるような奇怪な生き物ばかりで、特にお気に入りだったのは“Piscis Leonini(魚ライオン?)”。最初は「キメラかな?」と思ったのですが、背びれは娘が知らぬ間に描き加えていたものでした……ヘンテコな絵なので想像力が育まれるのかもしれません。また「ゴッホはどう?」と尋ねると「フリーダ・カーロがよかった」とあっさり断られてしまい、自作ぬり絵も描きました(夫が)。

こちらNY植物園のと〜っても素敵なぬり絵。

ミュシャとか。

ファッションブランドからもぬり絵はいろいろ登場していて、こちらはステラ・マッカートニーのもの。

アニエスベーはタラ号のぬり絵でポスターコンクールを実施中。

グッチディオールのサイトには、ぬり絵以外にも迷路や間違い探しなど、プリントして遊ぶコンテンツが充実しています。

ぬり絵は自律神経を整えるのによいとされていたりもしますが、たしかに私はリラックス効果を感じているかも。ブーム再燃(?)なアート“ぬり絵”、おすすめです。

Profile

井上千穂Chiho Inoue フィーチャー・ディレクター。『Numero TOKYO』創刊時よりエディターとして主に特集を担当。2011年よりウェブマガジン「honeyee.com」「.fatale」の副編集長をつとめ、19年より出戻り現職。作り手の話を聞き、ものづくりの背景を知るとお財布の紐が緩みます。夜な夜な韓国ドラマに、休日は自然の中に逃避しがち。子連れ旅もお手のものな二児の母。

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