Life / Feature
絶景ビーチとB級グルメ、アジアの楽しさ満開! 墾丁・台湾
世界に星の数ほどビーチはあれど、今行くならいったいどこへ? 屈指のビーチライター、古関千恵子が選りすぐりのビーチをご案内。(「ヌメロ・トウキョウ」2019年6月号掲載)
南彎、墾丁、小彎などのエリアからなる墾丁。こちらはリゾートホテルの前に広がる小彎。植生が
沖縄と似ている
レトロかわいいストリートやB級グルメで人気が高まる台南にも、おすすめビーチがある。玄関口である高雄から南下した最南端にある国家公園の墾丁(ケンティン)。沖縄の八重山諸島とほぼ同じ緯度と聞けば、その美しさは予想がつくはず。
白沙のビーチを見下ろす高台には、おしゃれな海の家が。バーやかき氷スタンド、
浜焼きの屋台などが集まっている。
なかでも白沙(ばいしゃ)は、石灰岩の岩礁、アダンやクサトベラなどの木々が縁取る白砂ビーチ、そして青のグラデーションが美しい遠浅が広がり、沖縄と同じDNAを感じさせる絶景。ちなみに映画『ライフ・オブ・パイ』のロケ地だ。フルーツ天国でもあり、浜に出没するスタンドではマンゴーやパイナップルをその場でカットしてくれる。濃厚で甘く、そして安い!
Illustration: Yuko Saeki Photos & Text: Chieko Koseki Edit:Sayaka Ito, Saki Shibata
Profile
古関千恵子Chieko Koseki
ビーチライター。ダイビング雑誌の編集を経てフリーのライターに。リゾートホテルやダイビング、エコ活動など海にまつわる取材を重ねるうちに、いつしか「ビーチライター」が定着。取材でビーチ、締め切りが明けたらビーチを繰り返すライフスタイル。ウェブなどで連載中。