ミラノより。 | Ako Tanaka
Ako Tanaka

ミラノより。

※この記事は、Numero TOKYO編集長・田中がハニカムにて連載していた記事を再掲載したものです

 

08-09AWミラノコレクション速報。

またまた、これぞ!とわかりやすいトレンドが見えないシーズンです。
Gucciは、ロックでシックなBOHOスタイル。フォークロアやボヘミアンをグラマラスに仕上げています。Dolce & Gabbanaはふたりのデザイナーの生まれ故郷でもあるシシリーを思わせる、懐かしくも牧歌的なスタイルのオンパレード。Pradaはモダンなレースコレクションを発表。素材が繊細で女性的なので、デザインはあくまでもシンプルかつミニマルにこだわったそうです。店頭に並ぶ頃には、エディターたちの欲求を満たすアイテムになること間違いなしです。Giorgio Armaniはフリースピリットをテーマにかかげ、異国カルチャーをミックスしたカルチャー・フュージョン。Fendiは森をイメージしたコレクションで、ずばりモダンゴシック。G.ArmaniもFendiもすべてがラグジュアリーな素材なので、手に取ると圧巻です。

とここまで書いてふと、やはりこれぞ!というトレンドが見つからない。気分は・・・70年代なんですけどね。
なので私が見たミラノコレクションの必須項目をダイジェストでお見せします。

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ゴージャスなエキゾチックレザーは必須です。
形は特に大きめのビッグバッグかクラッチ。Giorgio Armaniの展示会にて。

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バッグの老舗メゾンもやはりエキゾチックレザーのクラッチ。
上からBally、Salvatore Ferragamo、そしてBottega Veneta2連発。

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Bulgariもクロコのクラッチを発表。
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VERSACEのクロコのバッグ。持ち手がチェーンも多かったです。

で、まだまだ健在なのがパテントレザー↓。

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Giuseppe Zanotti、赤が綺麗!

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Giorio Armaniからは愛らしい赤のパテント。
と、絶対に欲しいのが右側のスパンコールパンプス。
先シーズンのラインストーンがついたフラットもかなりエディターズマストアイテムでしたが、
こちらも要チェック。

 

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Versaceも赤のパテント!
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きらっと光る小物なら、Dolce & Gabbanaの牧歌的なスタイルに
ラインストーンという組み合わせも新鮮。

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黒玉Jetの光沢も素敵。Jil Sander。

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フォークロア調の刺繍は、70年代からの流れから?
Sergio Rossi。

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Gucciのショウでは、東欧チロリアン調の刺繍。
やはり70年代の香りなのかな。

ボヘミアンスタイルに欠かせないフリンジ。
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Gucciのブーツ

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Etroのバッグにネックレス。フリンジ万歳。

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ムートンのジャケット。Etroより。

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ファーのバッグ。Ballyより。
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こちらはVersace。色が可愛い。
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Pradaは美しいレースのコレクションで、お洋服も小物も提案していました。

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薄くて軽いコットンキルトのようなものに、レースを一枚上からデザイン。
Dolce & Gabbana、にくいですね~。

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Sergio Rossiでもレースを発見。

お洋服では、サテン、ニット、ツイード、フェルト、ヴェルヴェットが目新しい素材として注目。

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Alessandro dell’aquaより。写真がなんだかアーティスティック!!

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Bottega Venetaは上品でモダンな女性像。着たい、欲しいがつまったコレクションを発表。
右側のようなラッフルがついたドレスは、いろんなコレクションで見かけました。

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Jil Sanderより。
ツイードで立体的なシルエットは、今すぐ着たい服でもあります。

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メンズライクなテーラーが気になる、Dolce & Gabbanaのヘリンボーンスーツ。

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着れないけれど、目を引いたのがBurberry Prorsumの羽根ドレスとクラッチ。

あと、気になったのは、パンチの効いた黒xハードテキスチャーもの。

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Giorgio Armaniは黒にミラー。

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Burberry Prorsumはレザーにメタルのクラッチ。

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天然石で提案したのはFendi。

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で、Gucci。

いや~~。大変大変。ありすぎて大変です。
パリコレクションは、どれだけミラノとかぶってくるのか注目ですねっ。

Profile

ako tanaka
TOKYO
editor in chief

編集長。ミラノで雑誌や広告などに携わった後、帰国後はフリーランスのスタイリストとして活動。スタイリストやファッションエディターとして活躍後、2005年11月『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)も好評発売中。
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