ジョン・F・ケネディ大統領、暗殺現場にて。 | Ako Tanaka
Ako Tanaka

ジョン・F・ケネディ大統領、暗殺現場にて。

ダラスの続き

ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺現場を視察してまいりました。
❌マークが二カ所。暗殺された場所です。

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背後には、スナイパー、オズワルドが潜んでいた、教科書倉庫があります。

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左の茶色いビルの上から2列目の、一番右側の窓。
あそこから銃が向けられていたのです。こわっ。

そしてこのビルのこの場所このフロアーは、今では6階ミュージアムという、
ケネディ大統領出生から暗殺までを追った、ケネディ博物館になっているのです。

ケネディ一家の生い立ちから、選挙の様子、ケネディが宇宙に目を向けたこと、
冷え切った東西関係をどう乗り切ったのか、
また、いかに合衆国のカリスマとなったのかが窺え、とても面白いです。

400近い当時の記録、テレビ、ラジオ放送、フィルム、写真などが集められ圧巻でした。

そして、1963年11月22日。
暗殺の瞬間の様子は写真でみせてましたけど、
直後の混乱や、市民の嘆き、ニュースを読み上げる動揺しきったキャスターの様子までが、
生々しく映像で流れていたりして、50年前のダラスの地で
この哀しみを同次元で一緒に味わっているような、
そんな錯覚に陥り、ソワソワとした気分になりました。

オズワルドが狙ったとされる窓の一角はガラスで囲われていましたが、
当時のままの状態で再現されているので、一見の価値があります。

もちろん、オズワルドが捕まり連行されているところを
至近距離で射殺される映像もあり、すべてが躍動感ありありで目が離せませんでした。

謎だらけと言われていますが、ここを訪れてさらに謎が深まった感が強く、
車の進行方向、スナイパーの構える方向、ケネディ大統領がのけぞった方向がバラバラで
20世紀の謎のひとつであると、確信しました。ふう。

ダラスに行く機会はそんなにないと思いますので、
いかれた方はぜひ、のぞいてみてください。
日本語の音声ガイドもあるので堪能できますよ〜!!

Profile

ako tanaka
TOKYO
editor in chief

編集長。ミラノで雑誌や広告などに携わった後、帰国後はフリーランスのスタイリストとして活動。スタイリストやファッションエディターとして活躍後、2005年11月『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)も好評発売中。
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