最初にあったのは、彼女が上京してきたころ。
すご~い逸材なのに、まだ全然売れてないんだよね~と、
小誌でも連載を持つ米原康正氏に声をかけられ、彼が編集者として、
私がスタイリストとして、 Flashの撮影でご一緒させていただきました。
その素材の希有さと、そこには存在していないようなスタッフへの気配りの細やかさで、
見た目と彼女の素材感がかけ離れてるな~と、ギャップに思ったのを今でも鮮明に覚えています。
それからかれこれ20年が経ち、今回の撮影が実現しました。
もちろん、売れに売れた彼女ではあっても、変わらぬ腰の低さと
仕事への情熱は変わらず、そのまっすぐな熱意は、今でも私の心を打ちます。
撮影実現に至るまでのやりとりで、私の本気をぶつけると、
彼女の本気の返事が戻ってきました。数回のやりとりを経て得た結論が、この人は、本気だな、と。
彼女は、プロのスタッフへのリスペクトを持ち、
自身もプロの素材として最高の状態でこの日の現場に現れ、
カメラの前やインタビュアーの前で自身をさらけ出す。
今回のセッションで、藤原紀香の真の魅力に
またひとつ触れた気がしました。
みなさまもぜひ。
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