待望のケラリーノ・サンドロヴィッチ作品に、またやられてしまいました。
「デカメロン 21 〜或いは男性の好きなスポーツ外伝」と、タイトルも意味深でしょ。
そうそう、そうですそうなんです! ご想像通り!
エロス、セックス、猥褻という心の奥深くにひそむ題材をテーマに、
個々の変質性や倒錯、残虐性を描きながら、それにより起こる悲哀、苦しみ、
またその先に起こる個や家族の崩壊という、
日常的にリアルに繰り広げられている救いのない日本社会を、
笑いを織り交ぜながらテンポよく展開する2時間。
期待通り、いや、期待以上で、あっという間に2時間経ってしまいました。
ある種、観る側の意識とインテリジェンスの高さが試される作品。
大人の方には、ぜひ観ていただきたい演劇です!!!
あっ、表現がかなりエロティックですので、
彼氏とデートや親子で観にいくのはやめましょう。