田中杏子のプライベートスナップ「エレガントな装いにひとくせプラス」 | Numero TOKYO
Fashion / AKO's Style

田中杏子のプライベートスナップ「エレガントな装いにひとくせプラス」

「ヌメロ・トウキョウ」編集長・田中杏子のリアルな着こなしと私物を紹介。 (『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2022年5月号掲載)

この春もリラクシングなシルエットを纏いたい気分は変わらずですが、オーソドックスなエレガントなものとユニークなアイテムを掛け合わせて、私らしい春スタイルに。色物も積極的に取り入れていきたいですね。 トリー バーチ(Tory Burch)の2022年秋冬コレクションのインビテーションとしていただいた花束と花瓶のギフト。お花を楽しんだ後も、花瓶は水差しとして使用中。南仏っぽいペイントの陶器でインテリアレベルを上げてくれるのが嬉しい。

バレンシアガ(Balenciaga)のトレンチコートを主役にスタイリングしました。香港で購入したバイパック(BYPAC)のカシミヤトップと、ヘビロテしている152号でご紹介したリリー ブラウン(Lily Brown)のパンツ、前号ご紹介したクレジュリー(Clergerie)のシューズ、そして151号にご紹介したボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)のバッグを合わせて。オーセンティックな気分に、モードな空気を纏わせました。

サカイ(sacai)の2022年春夏新作のピアスは、フリンジチェーンが風になびいてとってもおしゃれ。メタリック感が春のファッションを盛り上げてくれます。

イタリア発のコルヴィル(colville)は、マルニでデザイン・ディレクターを務めたモリー・モロイと、UK版ヴォーグでファッション・ディレクターとして活躍したルシンダ・チェンバースによって設立したブランド。わくわくするようなアーティな柄のトップは、デニムパンツや細身のシルエットのボトムに合わせて楽しみたい。

履きやすくてお気に入りのシューズブランド クルン(kurun)から、二足目をゲット。前回はポインテッドトゥを、今回はスクエアトゥを上品に煌めくゴールドで足元に差し入れて、近所を闊歩してます。

モデルの鈴木えみさんのブランド、ラウタシー(Lautashi)のボディスーツブラウス。プリーツになったスリーブが特徴で、チョーカーデザインもあってエレガントな雰囲気を纏えます。Vネックからネックレスを見せられるのも◎

トレンチコートに着想を得た、アンダーカバー(Undercover)のパンツ。ボタンやベルトが随所にあしらわれたユニークなデザインで、Tシャツやどんなトップを合わせてもはまります。春は腰穿きして、Y2Kっぽくきめたいです。

グッチ(Gucci)のイベント後にパチリ。グッチの赤いバッグを持ちたいと思って、おじさん風のコーディネートに。同じくグッチのチェック柄ジャケットと、ファルコネリ(Falconeri)のピンクニット、前号でご紹介したリヴィントン(LIVINGTONE)のワイドデニム、サカイ(sacai)のプラットフォームを合わせて。最後にサンローラン(Saint Laurent)の豹柄スカーフでパンチを効かせました。

カルティエ(Cartier)の、ブランドロゴがバックルにあしらわれた、レッドの絶妙な色味が上質さを感じるバッグ。長めのチェーンなので、クロスボディにしてチャンスがあればパーティーシーンに登場させたい。

チャイニーズニューイヤーと寅年を記念して、エトロ(ETRO)が映画『カンフー・パンダ』とコラボレーションしたコレクションからコインホルダーケースを。マスク・タイガーなどのキャラクターが描かれたポップな可愛さがお気に入り。

田中杏子のプライベートスナップ

Profile

田中杏子Ako Tanaka 編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka

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