ゆう姫 × 三嶋章義による作品「×カケル」
表参道に期間限定でオープンした「アディダス ジャパン」史上初の女性限定ランニングステーション「LOUNGE X(ラウンジ エックス)」。女性ランナーのために開かれたスペースのエントランスには、プロジェクトを象徴するアートが展示されています。作品を手がけたのは、エレクトロユニット「Young Juvenile Youth」のシンガー ゆう姫さん。現代美術家でアートディレクターとして活躍する三嶋章義さんとコラボレーションした“体験できるアート”で、「×カケル」と名付けられています。
アディダスの新作シューズ「UltraBOOST X」と、この場所「LOUNGE X」の「X」を「カケル」と読んで、クリエイションを掛け算することの面白さが表現されたコンセプチュアルな作品。ゆう姫さんが出演したアートフィルム『KAMUY』のキービジュアルを三嶋さんが手がけるなど、これまでもそれぞれのクリエイションを見つめてきた二人による、満を持しての競作が実現しました。
あなたとの『掛け算』で完成するアート
「人が『層』で出来ているように、人の心(精神)も、経験や環境から成る目に見えない何層ものレイヤーで形成されていると感じます。レイヤーは日々重なっていき、私を変化させ、前進させる。今回はその、レイヤーがテーマになっています。現代美術家の三嶋章義氏とのコラボレーションで、私が描いた自画像のイラストレーションをモチーフに、キャンバス、鏡、アクリルを用いて、心のレイヤーを視覚化させました。線で描いた緻密な模様は、透明なアクリルをカットすることでイラスト以上の繊細さや儚さを生み、その奥に見える自画像や鏡に映るあなたという実在するものの前に重なる。そう、この作品は『UltraBOOST X』を履いたあなたとの『掛け算』ではじめて完成するのです」(ゆう姫)
ゆう姫(YUKI Young Juvenile Youth)
電子音楽家のJEMAPUR(ジェマパー)と2012年にYoung Juvenile Youthを結成。15年にはiTunesが世界中のニューカマーの中から厳選する「NEW ARTIST スポットライト」に選出された。同年リリースされたミニ・アルバム 「Animation」は、iTunes エレクトロニック・チャートにおいて最高7週1位を獲得。Taicoclub、朝霧JAM、EMAF TOKYO などへ出演や、2016年初頭にはMETAFIVEのオープニングアクトをつとめるなど、精力的にライヴ活動も行っている。yjymusic.com
三嶋章義(Akiyoshi Mishima)
1978年、大阪生まれ。グラフィックデザインを学び、平面、空間、映像のアートディレクション、ファッションブランド FUGAHUMの立ち上げ、フジロックフェスティバル など様々な現場でのVJなど、ジャンルの垣根がない制作活動をおこなう。 2006年以降、現代美術作家として国内外で作品を発表。 近年の展示、「察する」(Galerie Nagel Draxler, 2014)、「節穴」(NANZUKA, 2014)、「明瞭模糊」(NANZUKA, 2016)では、私たち人間自身の営みを含む世界のあらゆる事象を突き動かしている「些細なこと」に着目したシリーズを展開。多様化した現在で感じずらくなっているモノゴトに目を向け、感じ伝えられた感覚を考察し、人類に残すべき選択肢を増やすことを制作活動の目的とする。http://nug.jp/jp/artist/akiyoshi_mishima.html
この「LOUNGE X(ラウンジ エックス)」での作品展示を筆頭に、表参道のランニングコース各所にアートが出現! アートをハント(撮影)しながら走ることでギフトがもらえるキャンペーンも実施中(詳しくはこちら)。ランガールも、アート好きな女子も、スペシャル企画実施中のこの機会に、ぜひ表参道へ。
LOUNGE X
期間/2017年2月18日(土)〜2月26日(日)
時間/10:00〜21:00(20:30 受付終了)
場所/SO-CAL LINK OMOTESANDO
住所/東京都渋谷区神宮前4-9-8
HP/shop.adidas.jp/running/cp/loungex/index.cgi