2026年9月28日(月)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numéro TOKYO)』2026年11月号に寄せて。編集長・水戸美千恵からのエディターズレター。
着ていると落ち着く組み合わせ、同じようなものを持っているとわかっていながら、つい繰り返し買ってしまうアイテム、ありませんか?
それは自分にとっての「ユニフォーム」なんだと思います。
2026年秋冬コレクションで気になったのが、「ユニフォーム」的な装いです。ミリタリーやマリン、スクール、ワークウェアなど、もともと機能性や目的から生まれた服の原型が、今の気分を映すファッションとしてランウェイに登場しました。今号のファッション特集では、そんな「自分らしいユニフォーム」にフォーカス。単なるベーシックではなく、日常の中で自分の「ユニフォーム」となるようなマイスタンダードです。自分の代名詞になるようなものが見つかれば、それを軸にファッションの楽しみもさらに広がっていくはず。

そして、もう一つの特集は「読んで、書いて つながる、ひろがる」です。歌人の俵万智さんのお話で印象に残ったのは、自分の心を見つめ、言葉を探して紡いでいく、その時間が心を耕していくということ。読むこと、書くことを通して自分自身と向き合う時間もまた次へとつながっていく。 ホンマタカシさん、岸本佐知子さんらの読書MAPも、それぞれの人となりが垣間見えて必見です。
何を着るか。何を読み、何を書くか。日々何げなく繰り返している習慣や選択が、少しずつその人らしさを形づくっていく。自分が心地よくいられるものを知っている、そんな余裕のある人でありたいものです。
life in layers

鳥ちゃんリングはデザイナー安部真理子さんが2021年にスタートした東京発のファインジュエリーブランド「sharanpoi」のアイコンジュエリーの一つ。インドのポルキやエナメル、日本の漆や象嵌など、東洋に受け継がれてきた工芸や美意識を現代のジュエリーへと昇華。ブラウンダイヤモンドを纏った鳥の瞳にはブルーサファイア、くちばしの先には一粒のダイヤモンド。精巧な工芸品のようでいて、どこかユーモラスなところにきゅんとします

「エルボリステリア」って聞いたことありますか? イタリアの街ではお馴染みのハーブなどを扱う伝統的な薬草店の名称だそうです。日本でいうところの漢方薬局のようものかと。アマン東京のイタリアンレストラン「アルヴァ」で、エルボリステリアの思想を取り入れたガストロミー体験がスタート(~9月30日)。イタリアでの研磨を17年積んだアマン日本地区統括西洋料理長の平木正和さんによるメニューは、植物の持つ香りや味わいと季節ごとの食材との組み合わせたもの。植物療法の第一人者として知られる森田敦子さんからも味わい深く素晴らしいと高い評価が寄せられています。写真は11種類のハーブ、発酵塩レモン、エディブルフラワーのリゾット。前菜からデザートまで(9品フルコース¥33,000 税·サ込み)おいしいものをいただきながら、体にいいことをした気持ちに。
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