創業者ルイ・ヴィトン の故郷、ジュラ山脈の雄大な自然を着想源に、コンテンポラリーな牧歌性を描き出した、2026年秋冬コレクション。ウィメンズ アーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエールは、素朴なテクスチャーと彫刻的フォルムを融合させ、フューチャリスティックなフォークロアを提示する。メゾンが誇るサヴォアフェールと、過去と未来が交差するワードローブを纏い、俳優、石橋静河が静謐な佇まいでレンズを見つめる。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2026年11月号掲載)
計算されたアンバランスを装う

起毛感のあるウールモヘアで織ったタータンチェック柄に、光を反射するスクエア型のミラーチャームをちりばめた、まるでアートのようなセットアップ。袖口の羊が描かれたパッチが、シュールな遊び心を添える。メゾンの象徴であるトランクを柔らかなフォルムで再解釈した、鮮やかなグリーンのバッグが印象的。
有機的な建築美から着想を得たバッグ

自然界へのオマージュをサヴォアフェールで具現化した新作バッグ「バーディー」。鳥の巣を思わせる立体的なプロポーションに、アイコニックなトランクの金具を効かせた仕立て。クラフトの粋を極めた、アートピースとも言える存在。
深紅と白が奏でるイノセントなロマンス

クラシカルな深紅のダッフルコートから覗く、可憐な白のフリル。重厚なウールに繊細な甘さを重ねた巧みなレイヤードが、ノスタルジックでありながらモダンな輪郭を描いている。
異素材が魅せる、先鋭ハイブリッド

シアリングを効かせたジャケットの裾から、白のテーラリングやニット素材が覗く緻密なレイヤード。そこに合わせたのは、サイドにスリットを施した立体的なグレーのデニム。クラシックな端正さとカジュアルな抜け感がミックスし、モダンなデイリースタイルに昇華。
彫刻的なヒールが放つ気品

ランウェイでアヴァンギャルドな足元を演出していた「ルナ パンプス」。スモーク調のグレーズドレザーとポインテッドトゥが、シャープな緊張感をもたらす。ホーン風の見た目が印象的なカーブしたヒールには、アイコニックなLV イニシャルのスタッズがキラリと輝く。
鎧を纏うように、レザーを重ねて

温もりあるファーと織り地のトップスを、艶やかなブラックフェイクレザーのコルセットで大胆にシェイプ。鎧を思わせるシャープなステッチが、牧歌的な風合いに、フューチャリスティックさをプラス。逞しさと優美さが共存する、ワイルドなルック。
ドラマティックな現代のフォークロア

山並みを彷彿させる、立体的なシアリングの帽子が装いに鮮烈な個性を添える。襟元に表情のあるニットと、流れるような黒のドレープが軽やかなドレスの重ね着で、リラックスしたコーディネートを完成させる。
Louis Vuitton
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL/0120-00-1854
URL/louisvuitton.com
Photos:Sang Hun Lee Styling:Megumi Yoshida Hair:Koichi Nishimura Makeup:Uda Fashion Director & Text:Yoshiko Kishimoto
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