
東京の街を舞台に国内外の写真家やキュレーターが参加する「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2026」が開催される。東京・八重洲、日本橋、京橋、銀座エリアにて、2026年10月3日(土)〜26日(月)まで。
今年で8回目の開催となる東京発の国際写真祭「T3(ティースリー)」。Technology(技術)、Talent(才能)、Tolerance(寛容性)の3つが交差する場所に文化は生まれるというコンセプトを掲げ、回を重ねるごとに注目度を高めてきた。2026年は、日本語で最も小さな接続詞の一つである「と(&)」をテーマに、写真によって異なるものをつなぐ力の可能性を見つめ直す。

メイン企画展の一つは、ルーカス・フォグリアによる「Constant Bloom」だ。アフリカから中東、地中海を越えてヨーロッパへと続く旅のなかで撮影した写真を発表する。自然と人間、生態系と政治的な境界線を切り離さず、ひと続きの世界として捉えるそのまなざしに注目したい。続いて、写真を通して人種、ジェンダー、セクシュアリティ、そしてアイデンティティをめぐる問いを投げかけ続けているザネレ・ムホリの世界へ。「Somnyama Ngonyama, Hail the Dark Lioness(漆黒のライオネスよ、讃えよ)」では、洗濯バサミやゴム手袋といった、家事や労働を象徴する身近な道具を王冠や装身具に見立て、身体にまとったセルフポートレートのシリーズに目を奪われる。
ほかにも、オランダ出身の写真家、サラ・ファン・ライによる、都市の日常をとらえた展示や、フランス・パリの「ヨーロッパ写真美術館(MEP)」が、新進アーティストと実験的な写真表現を世界へ送り出すプラットフォーム「STUDIO」と連携した国際共同キュレーション企画など、注目の企画展が勢ぞろい。

会期中には、アメリカ・ニューヨークのホイットニー美術館、シカゴのシカゴ美術館、フランス・パリのポンピドゥーセンターとヨーロッパ写真美術館のキュレーターやディレクターが参加する「T3 Talk Program」も開催。10月16日(金)からは、写真フェア「T3 PHOTO ASIA」、アーティストや出版者が作品を持ち寄る「T3 BOOK MARCHE」もスタートする。また、次世代の作家やキュレーターを発掘・支援する「T3 NEW TALENT」もお見逃しなく。
フォトグラフィックな東京で、ぜひお気に入りの作品を見つけてみてはいかが。
※掲載情報は9月30日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2026」
会期/2026年10月3日(土)~26日(月)
会場/東京・八重洲、日本橋、京橋、銀座エリアの屋内、屋外会場
料金/無料
URL/t3photo.tokyo
「T3 PHOTO ASIA」
会期/2026年10月16日(金)〜19日(月)※但し、16日(金)は招待者のみ
会場/東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス
住所/東京都中央区八重洲1-6-1 TOFROM YAESU TOWER 6F
料金/2500円(当日券)
Text:Manami Abe
