【Editor’s Letter】トウキョウは、 誰もが瞬時に「東京人」になれる街。 | Numero TOKYO
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【Editor’s Letter】トウキョウは、 誰もが瞬時に「東京人」になれる街。

2026年8月27日(金)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2026年10月号に寄せて。統括編集長・田中杏子からのエディターズレター。

皆さま、こんにちは。統括編集長の田中杏子です。今号は私からエディターズレターをお届けします。
小誌が2007年2月27日に創刊してから、はや19年半。これまで幾度となく「トウキョウ」に焦点を当ててきました。そのたびに異なる顔を見せてくれるのが、東京です。新旧のスポット、更新されるムーブメント、多様な事象が混ざりぶつかり合い、混沌から新しいカルチャーが泡のように生まれては消えていきます。ここは、新陳代謝を繰り返す「生きている街」です。今号は、そんな呼吸する街に生きる「人」にフォーカスしました。ご登場いただいた皆さんの「東京観」を通して、この街を探っています。新しいスポットやお店の紹介は、ほぼ出てきません。どうぞご容赦ください。

言わずもがなですが 「東京にやって来た人」と「東京に生まれた人」が同じ「東京人」としてここで暮らしています。大阪生まれ大阪育ちの私が、6年のイタリア生活を経て26歳のときに上京し、暮らして感じたこと。それは、誰もが瞬時に「東京人」になれるということでした。翌日から大阪弁を仕舞い込み、標準語で話す私を、まるでずっとここにいる人のように扱う周囲の人たち。いつ、どこから来ても違和感なく溶け込み、いつしか街の新陳代謝の一員になっていく。一方、東京に生まれ育った人にとっては、見慣れた街に次々と人が押し寄せ、国際化という巨大な波に飲まれながらも、故郷・東京への愛着は微みじん塵も変わらない。その変化を受け入れながら、ともに生きています。

巨大都市·東京は、さまざまな背景を持つ「東京人」であふれています。異なる価値観が出合い、そこから新しいケミストリーが生まれる。百花繚乱の才能が、新たな景色を彩っていく。そんな「トウキョウ」の現在地を、今号から感じていただけたらうれしいです。

あらためまして、200号を迎えられたことに、心より感謝いたします。これからも、東京発信の「唯一無二」を目指して。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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Profile

田中杏子Ako Tanaka 統括編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の編集スタッフとして 創刊から参加。シニア・ファッション・エディターを務める。2005年 Numéro TOKYO編集長に就任し2007年2月創刊、2025年3月まで務める。現在は統括編集長として本誌のヴィジュアル全般、デジタルやSNS、ECなどNuméro事業全体を担う。2021年、新プロジェクトrabbitonを立ち上げる。著書 『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ刊)。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka
 

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2026.8.28 発売

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