
人物や風景、建築、抽象的なイメージなど、それぞれ異なる対象と向き合ってきた注目の3人の写真家による展覧会「syncopation」が開催。東京・下北沢のBONUS TRACK GALLERY 2にて、2026年8月22日(土)〜31日(月)まで。
写真家の大橋友樹(おおはし・ゆうき)、辻井祥太郎(つじい・しょうたろう)、森田晃博(もりた・あきひろ)は、半世紀以上にわたり商業写真を支えてきた老舗の写真スタジオ「六本木スタジオ」でキャリアをスタート。スタジオ時代の同期として出会った3人は、その後それぞれ独立し、現在は広告や雑誌、企業広報など幅広いフィールドへと活躍の場を広げている。
本展のタイトル「syncopation(シンコペーション)」とは、音楽において、リズムのアクセントを意図的にずらし、楽曲に緊張感や動きをもたらす技法のこと。同じスタジオでともに腕を磨いた3人が、初めて同じ場で作品を発表する本展は、それぞれの表現と、作品の間に生まれる思いがけない響き合いが見どころだ。

日常の風景をひたむきに撮り続けてきた大橋は、日常の風景と抽象的なイメージを行き来する作品を本展で発表。また、風景のなかの人や動物を捉え、そこに流れる時間や距離を見つめてきた辻井は、“遠くにあるものを遠いまま眺め、そこに感じる気配を想像する作品”を展示する。

そして森田は、土地や風景を手がかりに、そこに積み重なる時間や人の営みを作品にしてきた。本展では、現在の千葉県北東部から茨城県南東部にかけてかつて広がっていた水域「香取海(かとりのうみ)」をたどる作品を発表する。
なお、会場のBONUS TRACK GALLERY 2は、下北沢駅と、店舗兼用住宅棟や広場などからなる「BONUS TRACK」との中間に位置するギャラリースペースで、街に開かれた新たな展示空間として下北沢に新たな風景を生み出している。
気鋭の3人の表現が交わる試みに、ぜひご注目を。
※掲載情報は8月20日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「大橋友樹 × 辻井祥太郎 × 森田晃博 写真展「syncopation」」
会期/2026年8月22日(土)~8月31日(月)
会場/BONUS TRACK GALLERY 2
住所/東京都世田谷区北沢2-22-2
料金/無料
時間/12:00〜20:00(最終日のみ、〜18:00)
休日/会期中無休
URL/instagram.com/bonustrack_gallery2/
Text:Manami Abe
