日韓ヒップホップグループ・H//PE Princessデビュー「これまでにいなかった新しいワールドスターになりたい」 | Numero TOKYO
Interview / Post

日韓ヒップホップグループ・H//PE Princessデビュー「これまでにいなかった新しいワールドスターになりたい」

日韓合同オーディション番組『Unpretty Rapstar: HIP POP Princess』から誕生した、7人組ガールズグループ「H//PE Princess(ハイププリンセス)」。日本と韓国にルーツをもつ、平均年齢17.7歳(結成当時)の7人が掲げるのは、セルフプロデュース力とヒップホップマインドを武器にした、これまでにないガールグループだ。デビューミニアルバム『17.7』には、彼女たち自身の言葉、青春の揺らぎ、そして“自分たちらしさ”を貫く強さが詰まっている。5月27日のデビューを迎え、7人それぞれの魅力、番組を通して得た成長、ファッションへのこだわり、このグループへの想いについて聞いた。

 

7人7色。“私にしかない魅力”が、グループの個性になる

──自己紹介と、“自分だけがもつ魅力”を教えてください。

COCO(以下、ココ)「私の魅力は、日本語ラップです!」

YSY「グループのプロデュースを担当しています。私たちはグローバルヒップホップグループになることを目指しているので、プロデュースの面でもメンバーと助け合いながら成長していきたいです」

YUJU(以下、ユジュ)「日本と韓国の両方にルーツがあるので、2つの言語や文化をつなぐ役割を担っています。私の長所は、ロートーンの声質です」

DOI(以下、ドイ)「ユニークでユーモアのある性格なので、チームを明るく和ませる存在だと思っています。私のエネルギッシュなラップにも注目してください!」

RINO(以下、リノ)「私はダンスが得意なので、パワフルなダンスでチームのパフォーマンス力を高められる存在になるように頑張っています」

NIKO(以下、ニコ)「日本語、韓国語、英語を使ったラップとボーカルが得意です。ファッションや声も、一度見たり聴いたりしたら“私だ”とわかってもらえるような、唯一無二のアイコニックさがあると思います」

SUJIN(以下、スジン)「ボーカル、ダンス、ラップのすべてが得意なオールラウンダーです。グループで一番身長が高く、ステージでは見る人の目を惹きつけるカリスマ性がありますが、ステージの外では可愛い末っ子です。そのギャップが私の強みです」

──H//PE Princessの注目ポイントは?

ココ「私たちは、7人それぞれがユニークで多彩な個性をもっています。プロデュースにも自分たちが直接関わりながら、H//PE Princessだけのカラーを作っていく過程にも注目していただきたいです」

YSY「既存の枠にははまらず、私たちだけの音楽を作り、独自のアイデンティティを広げていくグループになりたいと思っていますので、その部分にも注目していていただけると嬉しいです」

ユジュ「個性が強い7人が集まっているので、『まったく違う7つの色がうまく混ざり合えるの?』と思われるかもしれません。でも、一度曲を聴いていただければ、それこそがグループの最大の魅力だと感じてもらえるはずです」

ドイ「個性と高い実力の両方を兼ね備えているところが、私たちの一番の魅力です」

リノ「日韓合同のグループなので、いろいろな地域のさまざまなカルチャーを表現できるところも魅力です。それから、平均年齢が17.7歳(結成当時)という若さも注目ポイントです。ステージではパワフルなパフォーマンスをお見せしますが、普段はかわいらしい部分もあって、知れば知るほど、楽しんでいただけるグループです」

ニコ「グループとしてもかっこよさも大事にしているのですが、メンバー一人ひとりがソロアーティストとしても成立するような個性と実力を持っています。そういった魅力にも注目していただきたいです」

スジン「メンバー全員が作詞ができて、ステージ経験も豊富です。舞台の上では個性を爆発させながら、みんなで楽しもうという気持ちでパフォーマンスしているので、みなさんを飽きさせることはないと思います」

──自分はどんな“Princess”だと思いますか。

ココ「プリンセスというと、可憐なお姫様のようなイメージがあるかもしれませんが、私はクールで固定概念に惑わされない、“芯の強いプリンセス”だと思います」

YSY「個性豊かで自信に満ちたプリンセスだと思います。今はまだ、キュートなプリンセスかもしれませんが、もっと努力して成長を続けて、いつか壮大なオーラをまとったクイーンになれるように頑張ります」

ユジュ「私は“びっくりプリンセス”です。見た目はキュートだけど、ラップやパフォーマンスはクールなので、きっとびっくりしてもらえると思います(笑)」

ドイ「私は“いたずらプリンセス”です。ステージではすべてを掌握するようなエネルギーでパフォーマンスしますが、舞台の外では、いたずらっ子のような一面もあります。はかないプリンセスではなく、自分の思うままに自由に振る舞うプリンセスです」

リノ「私は“普通のプリンセス”です。何事にもまっすぐ自然体で、アドバイスには素直に耳を傾けながら周囲に振り回されすぎずに、自分を貫いていきたい。そういう意味での“普通”です」

ニコ「天真爛漫で自由な素顔を見せるプリンセスかなと思います。ステージでもありのままの自分でいることが多いので、どんな状況でも自分らしくいるプリンセスです」

スジン「私は“個性あふれるプリンセス”です。これまでのプリンセスのイメージとは違う、新しいプリンセス像を私たちがこれから作っていくのだと思っています」

厳しいオーディションを経て、力強いラップスターへ

──3カ月に渡るオーディション番組『Unpretty Rapstar: HIP POP Princess』では、アーティストとして力強く成長した姿も印象的でした。振り返ってみて、この期間でご自身が一番成長したと感じるポイントを教えてください。

ココ「実力面でも大きく成長できたと思いますが、私にとって一番大きかったのはマインドの部分です。つらいときでも、ステージに立ったら本気で音楽を楽しむという気持ちを、オーディションを通して学びました」

YSY「オーディション期間は3カ月でしたが、その短い間にたくさんのステージを経験できました。毎回目標を設定し、最善を尽くして完成度を高めていく。その過程で大きく成長できたと思います。そして、“自分は人生をかけてこの仕事をするべきだ”という確信も強まりました」

ユジュ「私は長く練習生の期間を経験して、その頃は、先輩アーティストの曲をカバーすることが多かったのですが、オーディション番組では、自分たちで歌詞を書いたり、ダンスの構成を考えたり、セルフプロデュースを経験しました。その中で、自分が何を伝えたいのか、どんな姿を見せたいのか、少しずつわかってきたことが成長したところだと思います」

ドイ「私も、ラップメイキング、作詞、振付、すべてが初めての経験でした。新しいことに挑戦するたびに、自分が成長していくのを感じましたし、ミッションをこなしていく中で、私にもできるんだと自信を持てるようになりました。音楽の道に進みたいという気持ちも、より強くなりました」

リノ「番組以前は、ダンスと歌を中心に練習してきたので、ラップが初めての経験だったんです。でも番組を通して、ラップのスキルも自分なりに上達したと思います。共演したみんなから学びながら、ただ真似するのではなく、自分らしさをどう出したらいいのかをたくさん考えました。そうする中で、メンタルも鍛えられました。すぐに落ち込んだり泣いたりしてしまうこともありましたが、以前よりずっと強くなれたと思います」

ニコ「私も長く練習生をしてきたのですが、自分の成長が止まってしまったような気がしていたんです。でも、オーディション番組に挑戦して、新しい仲間に出会い、セルフプロデュースにも挑戦したことで、もう一段階、成長できた気がしました。実はすごく怖がりで、初めてのことは、できるわけがないと尻込みしてしまうところがあったのですが、自分の殻を破れたと思います」

スジン「私も以前はK-POPアイドルを目指して練習していたので、K-POPというジャンルは得意なつもりでいました。でもラップに関しては、私がやってもいいのかなと自信がなくて、最初は泣いてばかりいたんです。でも、そんな日々を乗り越えてデビューできたので自分に自信がつきました。これからもっと成長して、最強のオールラウンダーになることが目標です」

──デビューミニアルバム『17.7』について伺います。この数字の意味とは?

ココ「『17.7』という数字は、グループ結成時の平均年齢を表しています。この年代だからこそ伝えられることや、同世代の人に共感してもらえるようなメッセージを込めています」

──先行配信された『Stolen』はどんな楽曲ですか?

YSY「『Stolen』は、番組のメインプロデューサーを務めてくださったDynamicduoのGaekoさんが、プロデュースしてくださった楽曲です。平均年齢17.7歳の私たちの強い意志と自信を表現しています。固定概念を打ち破り、既存の枠を超えていくような、H//PE Princess独自のスタイルとカラーをぎゅっと詰め込みました」

──フォーカストラックの『One Day』の注目ポイントは?

ユジュ「ONE OK ROCKのTakaさんが作ってくださった、ロックテイストの曲です。青春の疾走感があって、作詞に私たちも参加しています。私たちからのメッセージや、“青春ってこうだよね”と感じていただけたら嬉しいです」

──『Hoppin’』は、クールなヒップホップ曲ですね。

リノ「今回の5曲は、それぞれ雰囲気が違うのですが、『Hoppin』は私たちの強い自信と、もっと輝いていこうとする内容です。歌詞は、日本語と韓国語、英語で、日本と韓国のテイストを取り入れた楽曲です」

──オーディション番組内で披露された『DAISY(H//PE P ver.)』の思い出は?

ニコ「オーデイションの時、みんなで“それオモロ!”と、笑い合いながらパフォーマンスを作ったんです。それが結果的にすごくいい感じに仕上がって、私にとってとてもいい思い出です。全員が寝そべって始まったり、サビの振り付けなど、ポイントになるダンスが多い楽曲です」

──『gOOd!(H//PE P ver.)』も番組でパフォーマンスした楽曲ですね。

ドイ「この曲は、ペットボトルを蹴飛ばすようなジェスチャーから始まります。振り付けには、ダンスバトルの要素や私たちの遊び心を取り入れて、ストリートやヒップホップのカルチャーからも影響を受けているところにも注目してください」

──これからさまざまなステージでパフォーマンスを披露されると思いますが、特に見てほしいポイントは?

スジン「私たちはステージの上で、遊ぶように楽しくパフォーマンスするグループです。観客のみなさんにも、私たちと一緒に楽しく遊んでください」

強くてキュートな7人のプリンセスが見せる素顔

──H//PE Princessの楽曲は、英語、韓国語、日本語がミックスされたリリックも魅力です。母国語以外で最近覚えたお気に入りの言葉や、いつかリリックに使ってみたいワードはありますか?

ユジュ「最近覚えたのは、お寿司屋さんで知った『金目鯛』という日本語です。“金メダル”にも聞こえるし、面白いなと思いました」

YSY「日本語の勉強を始めたときに、擬態語をたくさん学びました。ぴょこぴょこ、ドキドキ、ニコニコ、キラキラ、ペコペコ……。どれもとても可愛いので、ぜひ歌詞に使ってみたいです」

ニコ「ソヨンちゃんに教えてもらった韓国語の『누워서 떡 먹기(ヌウォソ トック モッキ)』という言葉です。ソヨンちゃんは、どんなことを頼んでも“任せて! 楽勝だよ”という感じでやってくれるんですけど、そういうときに韓国ではこの表現を使うと教えてくれました。横になったまま餅を食べる、という意味だそうです。英語の『a piece of cake』に似てますよね」

──ファッションのこだわりや、マイスタイルを教えてください。

ニコ「色やデザインにこだわりのあるアイテムが好きで、いつもどこかに取り入れています。最近はポイントで色を使うことにハマっていて、ピンクのベルトやスニーカーを買いました。あと、ボタンにも魅力を感じていて、スニーカーの紐にボタンをつけるなど、アレンジを楽しんでいます」

ココ「私はニコとは反対で、シンプルなものが好きです。でも、メンバーと一緒に過ごすうちに、明るい色や可愛い色をワンポイントで取り入れることも好きになってきました」

ドイ「私はシックなスタイルが好きで、モノトーンでコーディネートすることが多いです。森ガールのようなスイートなスタイルにライダースジャケットを合わせるような、甘さと辛さをミックスしたスタイルも好きです」

スジン「私が好きなスタイルは、毎日変わります。ある日はヒップでクールなスタイル、次の日はプリンセス、その次はセクシーな大人の女性というふうに、毎日テーマを変えて楽しんでいます」

リノ「よくニコちゃんと買い物に行くのですが、小物が好きで、帽子やメガネ、アクセサリーが大好きです。宿舎には帽子が20個以上あるのですが、実家にもまだたくさんあります。ヘアセットも好きで、その日の気分によって楽しんでいます」

ユジュ「以前はピンクやリボン、フレアスカートなど、プリンセスのような服が好きでした。でもこのチームになってからクールなファッションにも興味を持つようになり、今はいろいろなスタイルにチャレンジしています」

YSY「私もその日によって、いろいろなスタイルを楽しんでいますが、最近は女性らしいボディラインを生かしたセクシーなスタイルが定番です」

──もし休みがあったら、プライベートで7人一緒にやってみたいことは?

ニコ「デビューメンバーがこの7人に決まってから、ずっと7人一緒なんですが、ほぼ一日中練習室で過ごしています。だから、全員で一緒にどこかに遊びに行ったことがなくて。もし機会があったら、みんなでテーマパークに行ってみたいねと、よく話をしています」

──最後に5月27日の正式デビュー、そしてこのグループに賭ける想いについて教えてください。

ココ「それぞれに異なる背景をもった7人が集まりました。誰一人として欠けてはならない存在で、それぞれに大切な役割があります。私たちだけにしかできない音楽で、世界中を魅了するアーティストになりたいです」

YSY「私たちは、セルフプロデュースができる、グローバルヒップホップグループを目指しています。メンバーそれぞれがプロデュースへの意欲をもっています。勉強を続けていきながら経験を積み、最終的には“セルフプロデュースグループ”のアイコンになれるように努力していきたいです。今回は、ONE OK ROCKのTakaさんからいただいた曲『One Day』でも、私たちが作詞に参加しました。今後も積極的に制作に挑戦していきたいと思っています」

ユジュ「一人ひとりの個性と、私たちのポテンシャルや、7人が集まることで生まれる新しいカラーを、もっとたくさんみなさんにお見せしたい気持ちでいっぱいです。そのために、グローバルに成長を続けていこうと思います」

ドイ「私たちが作り上げるものを多くの方に見ていただき、みなさんからレスポンスをいただきながら、新しい文化を作っていきたいです」

リノ「私たちは、7人それぞれが厳しい道のりを歩いて、デビューを勝ち取りました。みんなで喜びも辛さも分かち合いながら、いつまでも初心を忘れず世界で活躍できるアーティストになりたいと思います」

ニコ「これまではデビューすることが夢でしたが、その夢を勝ち取った今、ここからが本当のスタートだと思っています。これからは『H//PE Princess』というひとつのブランドとして確立していけるように、楽曲制作、振り付けなども含めて、私たちにしかできないものを追求していきたいです」

スジン「私たちは、これまでになかった、新しいワールドスターになります!」

 

1st Mini Album 『17.7』
発売日/2026年5月27日(水)CDリリース

H//PE Princessの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

Photos:Ayako Masunaga Interview & Text:Miho Matsuda Edit:Naomi Sakai、Manami Hotta

Profile

ハイププリンセス H//PE Princess 日韓合同オーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』で結成された 7 人組グローバルヒップホップグループ。メンバーは、ココ、YSY(ユン ソヨン)、ユジュ、ドイ、リノ、ニコ、スジン。グループ名の「ハイププリンセス」には、音楽的な主体性を基盤に自分たちだけのスタイルを作り上げ、ジャンルや地域の境界を越えた連帯を通じて、新たなロールモデルへと成げるという抱負が込められている。2026年5月27日、1st Mini Album『17.7』で日本を皮切りに、グローバルデビュー。
 

Magazine

JULY / AUGUST 2026 N°198

2026.5.28 発売

Beyond The Border

ボーダーを超えて

オンライン書店で購入する