「OMO7高知 by 星野リゾート」で今アツい高知の魅力を丸ごと体験! | Numero TOKYO
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「OMO7高知 by 星野リゾート」で今アツい高知の魅力を丸ごと体験!

朝ドラ「あんぱん」の舞台として、今全国から熱い視線が注がれている高知。雄大な自然、海の幸と山の幸に恵まれた豊かな食文化、よさこい祭りなど、たくさんの見どころがあり私も高知リピーターの一人であります。今回、コロナ禍以降初めて高知を訪れることに! 旅の拠点に選んだのは、ちょうど開業1周年を迎えたばかりの「OMO7高知 by 星野リゾート」(以下OMO7高知)。星野リゾートが手がける都市観光ホテルブランドで、“テンションあがる「街ナカ」ホテル”をコンセプトに、その土地ならではの魅力をディープに楽しむことができます。これまでに大塚、京都(三条東寺)、小樽那覇のOMOに宿泊してきましたが、四国初となるOMO7高知はどんな体験ができるのでしょうか?

高知龍馬空港から高知市内行きの連絡バスに乗り、30分ほどで菜園場町停留所に到着。ここから歩いて数分の場所にあるOMO7高知は、はりまや橋やひろめ市場、高知城といった名所も徒歩圏内にあり、観光の拠点として好立地です。

高知のエネルギーが詰まった空間で、旅のプランを

館内では、大きな土佐犬がお出迎え! 木彫りの迫力と凛々しい表情がツボです。記念写真を撮るなら、ぜひこのスポットで。

旅の計画を立てたり、ちょっと休んだりと、24時間自由に過ごすことができるOMOベース。夜によさこいのパフォーマンスが行われる大階段は、座ってくつろぐことも◎。杉の木を使い居心地の良さを演出した空間に、高知の魅力を表現したカラフルな色彩が加わり、陽気でエネルギッシュなムードが感じられます。

地域を知り尽くしたスタッフが、自ら訪れて太鼓判を押すスポットを記したご近所マップも。ガイドブックには載っていない、地元の人しか知らないような情報が満載です。まずはここから旅の予定を立ててみるのもおすすめ。

時間がない!という方にぴったりなのが、短時間でサクッとおすすめのお店を教えてもらえる「ちっくとグルメナビ」(※「ちっくと」は土佐弁で「少し」の意味)。気になるキーワードを選ぶだけで、そのお店をピンポイントで紹介してくれるサービスです。

例えば「和菓子と絵画とウイスキー」など、思わず「それ何?」と気になってしまうようなユニークなワードばかり。インスピレーションで選んだキーワードから、意外な名店に出合えるかもしれません。

自然を眺めながら、露天風呂で心身ともにリラックス

旅の疲れを癒してくれる大浴場があるのも、うれしいポイント。「トサノユ」と名付けられたこの大浴場は、内湯、露天風呂、サウナまで完備。内湯には、高知で端午の節句に飾られる祝い旗「フラフ」をモチーフにした、色鮮やかなタイルアートの壁画が施されています。実在するフラフをもとに制作されたもので、土佐の伝統工芸に現代的な感性を添えた、ここならではのアート空間に仕上がっています。

露天風呂からは、土佐の原風景を再現した庭園を臨むことができます。トサミズキ、トサシモツケ、トサノミツバツツジなど、四季折々に表情を変える土佐ゆかりの山野草が生い茂っており、自然を眺めながら湯に浸かれば、癒しの時間に。高知といえば、朝ドラ「らんまん」でもお馴染みの植物学者・牧野富太郎の故郷でもありますね。

湯上がりには、高知らしさを感じられるジンジャーゆずドリンクと、池川一番茶をどうぞ。

ゆったり、わいわい。思い思いにくつろげる客室

うたげセミスイート
うたげセミスイート

客室は全部で133室。最も客室数が多いのが、「うたげセミスイート」。定員3名の部屋で仲間とわいわいステイしたいときにおすすめです。窓際にはソファベットや円卓が配置され、景色を眺めながらくつろぐことができます。窓が大きく取られているので、開放感もあります。

うたげセミスイート
うたげセミスイート

うたげセミスイート
うたげセミスイート

壁に飾られているのは、土佐犬たちがおきゃく(宴会)を楽しむ愉快な絵。部屋によって色が違うので、宿泊時のお楽しみに。

うたげスイート
うたげスイート

こちらは全10室の「うたげスイート」。最大4名まで宿泊でき、小上がりの居間があるのが特徴的です。ベッド下にはスーツケースが収納できるスペースがあり、お部屋をすっきり使える省スペース設計になっているのもスマート。

高知を語る上で外せない、「おきゃく」文化とは?

OMOでは、その土地の文化や魅力を学べるアクティビティを定期開催しています。ここOMO7高知では、先ほどから何度も出てきている「おきゃく」文化についての講座を開催。実際に「菊の花」や「べく杯」などの宴会遊びも体験できます。

「べく杯」とは、コマを回して止まった先の人が、出た杯でお酒を一気に飲むという遊び。天狗・おかめ・ひょっとこといったユニークな形の杯があり、どれが当たるかは運しだい。「べろべろの神様」の歌を歌いながら、宴はますます盛り上がります!

えいとこ全部わかるがで!土佐のおきゃく講座
開催日/毎日
開催時間/17:00〜17:30
開催場所/1階OMOベース 大階段
料金/無料
対象/宿泊者

高知の名物グルメをここで制覇!?

旅の楽しみといえば、やっぱりグルメ。OMO7高知のダイニングでは、高知名物をホテルにいながらたっぷり味わうことができます。ディナービュッフェでは、カツオの藁焼きを目の前で実演してくれるライブ感溢れるパフォーマンスも! 

メニューも、ツガニそうめんや屋台餃子など高知に来たら食べたい!と思う料理が目白押し。皿鉢料理にならって、大皿に好きな料理を自由に盛りつけるスタイルでいただきます。高知といえばカツオの藁焼きが有名ですが、フィッシュ&チップスでカツオの新しい食べ方を提案するなど、メニューにも創意工夫がなされており、新しい発見があるはずです。

OMOダイニングディナービュッフェ
(料金はすべて税、サービス料込)
料金/大人1名 ¥6,000
子供(11歳以下7歳以上)1名 ¥4,200
子供(6歳以下4歳以上)1名 ¥1,500
時間/18:00〜20:30
(18:00〜/18:30〜/19:00〜の3回予約制)
日帰り利用可

朝食では、ゆずソースのフレンチトーストや、田舎ずし、カツオの漬け丼、作り立てのいも天も提供。エネルギー満タンで1日を始められます。

OMOダイニングモーニングビュッフェ
(料金はすべて税、サービス料込)
料金/大人1名 ¥2,500
子供(11歳以下7歳以上)1名 ¥2,500
子供(6歳以下4歳以上)1名 ¥600
時間/7:00〜10:00 (最終入店9:30)
宿泊者のみ利用可

白熱のよさこいライブは、なんと毎晩開催!

毎晩21時からは、スタッフによるよさこいパフォーマンスを開催。ふだんは8月の本祭でしか見られないよさこいが、ホテルで毎晩楽しめるとは驚きです。オリジナルの振り付けと衣装で披露される踊りは、スタッフが特訓を重ねてきた本格派。会場となる大階段は、迫力ある演舞と熱気に包まれます。簡単な振り付けを教えてもらえるレクチャータイムもあるので、ぜひ一緒に踊って盛り上がってみては?

よさこい楽宴LIVE
開催日/毎日
開催時間/21:00〜21:30
開催場所/1階OMOベース 大階段
料金/無料
対象/宿泊者

よさこいの熱気に包まれたあとは、お部屋で「おきゃく」体験を! ホテル1階の「OMOベース」では、地元の日本酒2本に、おつまみ、べく杯と風呂敷がセットになった「酔っちょれセット」を販売しています。講座でレクチャーを受けたべく杯遊びにも挑戦! 高知らしい夜を、気軽に客室で満喫できます。

ローカルとの交流も楽しい、OMOレンジャーが案内するご近所ツアー

毎週木曜日には、OMOレンジャーが案内する「木曜市ツアー」を開催。高知市中心部・追手筋で毎週開かれる青空市「木曜市」をめぐる、朝のお散歩感覚のご近所ツアーです。

「ハチキン」とは、土佐弁で快活で働き者、勝ち気でエネルギーに満ちた女性のこと。そんなハチキンな店主たちとの出会いも、このツアーの大きな魅力です。

この日はあいにくの雨で出店は少なめでしたが、お餅や果物、野菜など、地元の味が並ぶ屋台をOMOレンジャーのガイドのもとでめぐり、土地の暮らしや人柄を肌で感じることができました。

ちっくと食べやぁ、グルメな木曜市ツアー
期間/通年(雨天決行)
時間/毎週木曜日 1回目6:55〜8:00/2回目7:10〜8:15
料金/500円
定員/各回6名
含まれるもの/レンジャーによるガイド、木曜市内での試食、木曜市マップ
路面電車の乗車券代230円(片道)別途要。
対象/宿泊者
予約/公式サイトより前日22時までに要予約
※ただし当日空席ある場合は出発前まで受付可

旅の合間にちょうどいい、カフェ&バルでひと休み

ホテル1階併設の「OMO カフェ&バル」では、高知の素材を使った軽食やドリンクなどを提供。もちろん宿泊者のみならずビジターも利用可能です。

カツオドッグ ¥850 みょうがネード ¥650
カツオドッグ ¥850 みょうがネード ¥650

OMOカフェ&バルの名物であるカツオドックとみょうがネードをいただきました。カツオドックは、カツオを練り込んだソーセージをパンに挟み、ガーリックチップと鰹節をトッピングした逸品。カツオの風味がしっかり感じられるソーセージは食べ応え抜群。みょうがネードは、みょうがを丸ごと漬け込んだ自家製シロップ使った爽やかなソーダ。これからの暑い季節にぴったりです。

OMO カフェ&バル
時間/10:00〜20:00

あんぱんのベストな相棒ドリンクを探せ!

また、現在あんぱん×ドリンクペア決定戦が9月末まで開催中。高知のご当地あんぱんとドリンクを組み合わせて楽しむことができ、あんぱん1種とドリンク2種をセットで販売しています。ドリンクは、牛乳やアイスコーヒー、ゆずジュース、お茶をラインナップし、どれも高知の生産者のもの。

スタッフが選んだおすすめのペアを味わいながら、自分の“推しペア”に投票できる参加型のイベントになっています。コミベーカリーの「土佐あんぱん」にsommarlek coffee roasterのスペシャルアイスコーヒー、馬路村農業協同組合の「ゆーず」をペアリングしていただきましたが、それぞれが絶妙にマッチして、思わぬ相性の良さに驚きました。ぜひ、お気に入りのペアリングを見つけてみてください!

ご当地あんぱん販売と「あんぱん×ドリンクペア決定戦」
期間/〜2025年9月30日
時間/OMO カフェ&バル営業時間に準ずる(宿泊者10:00〜22:00、外来利用者10:00〜20:00)
※7月1日より営業時間が変更。詳しくはこちら
場所/1階OMO カフェ&バル
料金/ご当地あんぱん1種類と選べる2杯のドリンク ¥500(税込)
予約/不要

ホテルにいながらにして、高知の魅力を全方位楽しめる滞在となりました。初めて高知を訪れる方はもちろん、何度も足を運んでいる方も、新しい高知の一面が発見できるはずです。

OMO7高知 by 星野リゾート
住所/高知県高知市九反田9-15
TEL/0570-073-099(OMO予約センター)
URL/hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7kochi/

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・コンテンツ・ディレクター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。
 

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