usagi bon ごはん vol.161 とうもろこしアイス | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.161 とうもろこしアイス

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第161回は、とうもろこしアイス。

とうもろこしアイス

溶かせば冷たいスープにもなります。味付けは塩と水のみなので、ヒゲが真っ黒な甘い完熟したとうもろこしを選んでください。

【材料】2人分
とうもろこし 1本
水 適量
精製していない塩 少々
アーモンドスライス 30g
甜菜糖 20g
水 少量

【作り方】
1. とうもろこしは包丁で実をそぎおとし、テフロンパンに入れ、かぶるくらいの水を入れ火にかけ、沸いたら15分ほど煮る。
2. 1のとうもろこしを茹でた汁ごとミキサーになめらかになるまで回し、ザルで漉して塩で味を整える。
3. 2の粗熱が取れたら、冷凍庫でと時々かき混ぜながら冷やし固める。
4. アーモンドスライスはフライパンできつね色になるまで空炒りする。
5. テフロンパンに甜菜糖を入れ、火にかけ、水を入れて、カラメル状になったら4のアーモンドスライスを入れて水分をしっかり飛ばす。
6. 5をクックペーパーの上に広げて冷ます。冷めたら細かく刻んでおく。
7. お皿に3を盛り付け、6のアーモンドを上からふる。

ほのかな甘さ

野菜の甘さが好きだ。フルーツのダイレクトな甘味も勿論大好きだけど、野菜には独特なほっこり優しくジワっと染み渡るようなそんな感じがある。さつまいも、栗、そしてイネ科の世界三代穀物の一つとして世界中で食べられているとうもろこし。

食用だけでなく、家畜の餌としてもとてもポピュラーだ。我々に美味しいのだから牛や豚にとっても美味しいに違いない。

コーン油やコーンスターチ、最近ではクリーンエネルギーとしてのバイオエタノール原料としても使われて興味深い。 南米が期限地で、紀元300年頃と推察されその歴史もとてつもなく長く、我々には身近だということだ。

実はタイミング良く日本に居る時、シェフがいつも最高に美味しいとうもろこしを北海道から送ってくれていた。もぎたての味も格別でヒゲまで新鮮で美味しい。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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