Fashion / Feature
偏愛スカーフ物語 vol.8 ファッションエディター、ライター 栗山愛以
たった一枚の布。その図柄や色、素材によって表現できる世界観の奥深さと、多様性、そして機能性。シンプルでありながら、一言では語りつくせない魅力で愛されているスカーフ。十人十色の物語を探るべく、愛用品を見せてもらった。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年9月号掲載)
栗山愛以|ファッションエディター、ライター
洋服だと華やかすぎる柄も取り入れやすい
「バレンシアガのスカーフは、ノスタルジックな花柄にロゴプリントのバランスがお気に入り。2017秋冬にほっかむりが気になり始め、翌年に購入。今は2023秋冬のマリーン・セル風に、ハードなアイテムにスカーフを大胆に巻きつけたいです。
ダサさギリギリのお土産風のスカーフは、パリのヴィンテージショップで購入。スカーフを巻くのを難しく感じるなら、スカーフ柄の服やスカーフを用いた服や小物がオススメです」
Photos:Kouki Hayashi Edit & Text : Aika Kawada
Profile
栗山愛以Itoi Kuriyama
コム デ ギャルソンのPRを経て、2013年よりフリーのファションライターに転身。モード誌を中心に活動する。