宮永愛子ら4名による「インターフェアレンス」展 @銀座メゾンエルメス | Numero TOKYO
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宮永愛子ら4名による「インターフェアレンス」展 @銀座メゾンエルメス

スザンナ・フリッチャー『Fremissements / Flickering』(2020年) Photo: Susanna Fritscher
スザンナ・フリッチャー『Fremissements / Flickering』(2020年) Photo: Susanna Fritscher

4人のアーティストらによるグループ展「Interference(インターフェアレンス)」が開催される。東京の銀座メゾンエルメス フォーラムにて、2022年6月4日(日)まで。

宮永愛子(※)をはじめ、光や振動、波動などを通じて知覚探究を試みる4人のアーティストの展覧会が開催。干渉を意味する“Interference”と名付けられた本展は、それぞれの作品を通して、皮膚や臓器などの身体感覚や、無意識とより深く向かい合う知覚について瞑想を促すもの。

(※)参考記事:Numero.jp「アートとシューズの不思議な関係 【5】宮永愛子」

出展アーティストの一人であるフランシス真悟は、絵画における空間の広がりや精神性を探求。本展タイトルにも引用された「Interference」シリーズでは、見る角度によって異なる表情を見せる蝶の鱗粉のような素材を用いて、自然界ひいては宇宙的な波長をとらえようとする。

フランシス真悟『Heart of the Blue Sun』(2022年)Private Collection Photo: Keizo Kioku Courtesy of MISA SHIN GALLERY
フランシス真悟『Heart of the Blue Sun』(2022年)Private Collection Photo: Keizo Kioku Courtesy of MISA SHIN GALLERY

一方スザンナ・フリッチャーは、空気の流れや光の影響を敏感に受ける繊細な素材を使って展示空間を構築。鑑賞者の身体を重力から引き離し、見かけの安定性や永続性を宙づりにすることで、現実世界との脆弱な関係性について問いかけている。

またブルーノ・ボテラは、協働者でありキュレーターであるカリン・シュラゲターとの対話によって観る者の意識下に潜む知覚を触発し、宮永愛子は“宇宙を感じる茶会”を開催して、“拡張した身体”への想像を促すことを試みる。

4人のインターフェアレンスがいざなう特別な体験に、身を委ねてみてはいかが。

ブルーノ・ボテラ『Foulbrood (detail)』(2015年) Photo: Aurélien Mole
ブルーノ・ボテラ『Foulbrood (detail)』(2015年) Photo: Aurélien Mole

宮永愛子『そらみみみそら』 © MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery
宮永愛子『そらみみみそら』 © MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery

 

※掲載情報は2月21日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「インターフェアレンス」展
会期/2023年2月23日(木・祝)~6月4日(日)
会場/銀座メゾンエルメス フォーラム
住所/東京都中央区銀座5-4-1 8、9F
休館日/不定休
※休館日は、エルメス銀座店の営業に準ずる。開館日時は予告なしに変更の可能性あり。
入場料/無料
時間/11:00〜19:00(入場は18:30まで)
TEL/03-3569-3300
URL/www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/forum/230223/

Text : Manami Abe

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