“普通じゃない”って何? 渋川舞子が推す 自分を貫くスタイル図鑑
見たことのあるスタイルはつまらない。
まだ誰も見たことがない自分らしいスタイルを追求する人こそが、モードを愛するファッショニスタだ。
そこでファッション界で活躍する4人に、自分を貫くクリエイターについて話を聞いた。
第4回のレコメンダーは、渋川舞子。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』12月号掲載)
「普通ではない」と意識をしていないマインドが私にとってカッコよく大きな価値なのです
昭和と現代のミックススタイル。
常にブレない彼女の好きが詰まった世界
重美(モデル/アーティスト)
Instagram/@virgin_shen
「どこかのブランドの服にこだわって着ている訳ではないのに、こんなにオリジナリティや個性がひと目でわかるファッションをしている彼女のような人は、東京にはあまりいないと思います。洋服のヴィヴィッドな色使い、そしてどこか彷彿とさせる80年代感と昭和歌謡感は、きっと彼女の音楽の趣向からも来ているんだと思います。躊躇なくスイムウェアを普段使いしたり、ウィッグを着けたりできる自由度にもとても惹かれます。出会った当初からファッションスタイルは一切ブレることなく、ピカイチだと思います」
フォトグラファーとしても活躍。
細やかなスタイリングアイデアがアートのよう
Niko Wu(アーティスト/フォトグラファー)
Instagram/@nikoful
「自分の性格や興味、情熱を個性としてファッションでしっかり表現できている。そういったところにいい意味での“普通ではない”を感じます。アーティストとして活躍している彼女は、自分自身の身体もアート作品のように着飾り、メイクを施す表現力に惹かれます。自分でリメイクしたものを身に付けていて、細かな箇所にもオリジナリティがある。さらにフォトグラファーとしての才能や能力もあるクリエイティブな人。実際に出会ったときの彼女の柔らかな物腰も強く印象に残っています」
Text & Edit:Saki Shibata