サエボーグの個展が開幕@PARCO MUSEUM TOKYO | Numero TOKYO
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サエボーグの個展が開幕@PARCO MUSEUM TOKYO

現代アーティスト ・サエボーグが、渋谷PARCO 4Fの「PARCO MUSEUM TOKYO」にて5年ぶりとなる個展「LIVESTOCK」を開催。会期は、2021年6月4日(金)〜 20日(日)まで。

©Pigpen Dark Mofo 2019
©Pigpen Dark Mofo 2019
ラテックス製のボディスーツを自作し装着するパフォーマンスで知られる、現代アーティストのサエボーグ。“不完全なサイボーグ”をコンセプトに、性別などの固定化されたアイデンティティや、人間の身体そのものを超越したいという願望を原動力に制作活動を展開。半分人間で半分玩具というデフォルメしたボディスーツに身を包み、生き物たちが織り成す遊戯的なユートピア実験牧場を作り出している。 その唯一無二の才能に、小誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』も以前から注目。本サイトNumero.jpのブログもぜひチェックしてほしい。

展覧会記念グッズより。 「ダイカットポストカード」イメージ
展覧会記念グッズより。 「ダイカットポストカード」イメージ

本展では、自らの皮膚の延長としてラテックス製のスーツをまとい、さまざまな生き物に扮してパフォーマンスを行う代表的シリーズ「Slaughterhouse」と「Pigpen」を展示。パフォーマンス映像もあわせて紹介する。また、会場内に設置された記念撮影スポットでは、サエボーグ作品と一緒に撮影をすることができる。

さらに、本展を記念して、16年に販売して即完売となったほか、ニューヨークの現代美術館MoMA PS1で開催されたMark Leckey個展の特設展示でも話題となった、ソフビ「サエポーク」(ビリケン商会謹製)をカラーバリエーション展開。会場にて受注販売する。(詳しくは展覧会サイトへ)

「サエポーク3 7237675-3」イメージ
「サエポーク3 7237675-3」イメージ

管理する人間と管理される家畜という関係性や役割をコミカルに転倒させ、旧来の社会通念やジェンダー観がはらむ矛盾などに鋭いアイロニーを投げかけるサエボーグ。その独自の世界観を、ぜひ体験してみては?

※掲載情報は6月4日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

SAEBORG「LIVESTOCK」
会期/2021年6月4日(金)〜20日(日)
会場/PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
住所/東京都渋谷区宇田川町15-1
開館時間/11:00〜20:00
※短縮営業
※入場は閉場の30分前まで
※最終日は18:00閉場
※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更となる場合あり
料金/一般 ¥500、学生 ¥300
※小学生以下無料
※本企画は全年齢対象ですが、家畜の屠殺や性的表現等のセンシティブな表現を含みます
URL/art.parco.jp

Text : Akiko Kinoshita

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