ライゾマティクスの個展が東京都現代美術館で開催 | Numero TOKYO
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ライゾマティクスの個展が東京都現代美術館で開催

Daito Manabe + Yusuke Tomoto + 2bit 『chains』 (2016年) Exhibition view: "GLOBALE: New Sensorium - Exiting from Failures of Modernization" Courtesy of ZKM | Karlsruhe Photo by Tobias Wootton and Jonas Zilius [参考図版]
Daito Manabe + Yusuke Tomoto + 2bit 『chains』 (2016年) Exhibition view: "GLOBALE: New Sensorium - Exiting from Failures of Modernization" Courtesy of ZKM | Karlsruhe Photo by Tobias Wootton and Jonas Zilius [参考図版]

今年で設立15周年を迎えるクリエイティブ集団「rhizomatiks(ライゾマティクス)」が、美術館における初の大規模個展「ライゾマティクス_マルティプレックス rhizomatiks_multiplex」を、東京・清澄白河の東京都現代美術館にて開催中。会期は、2021年3月20日(土)〜6月20日(日)まで。

坂本龍一 + 真鍋大度 『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』 (2014年) 札幌国際芸術祭 2014 での展示風景 撮影:木奥惠三 提供:札幌国際芸術祭実行委員会 [参考図版]
坂本龍一 + 真鍋大度 『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』 (2014年) 札幌国際芸術祭 2014 での展示風景 撮影:木奥惠三 提供:札幌国際芸術祭実行委員会 [参考図版]

2006年の設立以来、常に人とテクノロジーの関係を探求してきたライゾマティクス。ビョーク、スクエアプッシャー、Perfume、狂言師・野村萬斎や研究者らとのコラボレーションに加え、多様な視覚化や問題提起型のプロジェクトなど、斬新なインパクトを放つ時間・空間的表現を用いた作品が、国際的にも高い評価を得ている。

その表現活動はメディアアートの領域を超え、データの視覚デザインなどの研究開発的要素や、建築、デザイン、広告やエンターテイメントなどのビジネス分野にも及び、社会に大きな影響を与え続けている。

野村萬斎 × 真鍋大度 『FORM』 (2017年1月2〜3日) 東京国際フォーラム ©Hiroyuki Takahashi / NEP [参考図版]
野村萬斎 × 真鍋大度 『FORM』 (2017年1月2〜3日) 東京国際フォーラム ©Hiroyuki Takahashi / NEP [参考図版]

本展では、ハードウェアの制御とプログラム、ロボットを用いたヴァーチャルとリアルの領域を往来するハイブリッドなインスタレーションなど、空間的な新作プロジェクトを発表。

また、「Staying TOKYO」をはじめとした、コロナの渦中に実践してきた多くのプロジェクトや技術提案などのソーシャル・プラットフォームを紹介。さらに、感情やデータをテーマに可視化するインスタレーション、ヴィジュアルデザインとプログラミングによって生成される身体パフォーマンスなど、領域横断的なクリエイションのアーカイブ作品も展示される。

Daito Manabe + Motoi Ishibashi 『particles』 (2011年) Courtesy of Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]  Photo: Ryuichi Maruo (YCAM) [参考図版]
Daito Manabe + Motoi Ishibashi 『particles』 (2011年) Courtesy of Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]  Photo: Ryuichi Maruo (YCAM) [参考図版]

会期中にはトーク企画や、オンライン会場における双方向性の参加型イベントなども開催予定。詳細は公式サイトにて、順次公開される。

変化し続ける世界において、新しいアーティストの役割を複合的(=multiplex)に提示するライゾマティクスの卓越した試み。その魅力あふれる展覧会に、どうぞご注目を!

※掲載情報は3月22日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「ライゾマティクス_マルティプレックス」
会期/2021年3月20日(土)〜6月20日(日)
会場/東京都現代美術館 企画展示室 地下 2F
住所/東京都江東区三好4-1-1 (木場公園内)
開館時間/10:00〜18:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日/月曜、5月6日
※5月3日は開館
料金/一般 ¥1,500、大学生・専門学校生・65歳以上 ¥900、中高生 ¥500
※小学生以下無料
URL/mot-art-museum.jp

オンライン会場(3月30日〜)
https://mot.rhizomatiks.com/

Text : Akiko Kinoshita

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2024.10.28 発売

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