Life / Travel
泊まれる森へ 【1】「日本一のモグラ駅」に誕生したドアイヴィレッジ
木漏れ日や枝を揺らす風、土の匂い……。森の中で過ごし、自然回帰ができる、近場の個性派グランピングサイトや一棟貸しを厳選。今度の週末、自然の中で眠ってみない?(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2021年3月号掲載)
Doai Village | ドアイヴィレッジ
群馬県・みなかみ町
モンゴル遊牧民の移動式住居のようなテント。4名以上なら宿泊エリア全体を貸し切りにもできる。
無人駅に復活したゲル風テントとレトロ喫茶
かつて谷川岳を目指す玄関口として、大正時代に建造された土合駅。486段もの階段で地上とつながる下り線のホームは「日本一のモグラ駅」との異名をもつ。35年ほど無人駅となっていたこの駅舎と周辺の森に、2020年カフェと宿泊施設がオープン。モンゴルのゲル風テント4張に、焚火リビングやフィンランド風サウナなどを併設している。地元のキノコを使ったお鍋の夕食と、自分で焼くホットサンドの朝食の1泊2食付き。1日1組貸し切りもできる。かつての駅務室は喫茶店として営業中。
テント内はかまくらの中にいる気分。タオルや歯ブラシなどの用意あり。
駅舎内喫茶店「駅茶 mogura」は宿泊者以外も利用可能。
住所/群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽218-2
Tel/0278-25-8981
料金/1泊1名大人¥25,000、こども¥15,000(1泊2食つき)※予約は2名~
villageinc.jp/doaivillage/
Text:Chieko Koseki Edit:Sayaka Ito, Mariko Kimbara, Chiho Inoue