「ここのがっこう」デザイナーらの『対話する衣服』映像&展覧会
さまざまな身体と心を持った6人のモデルと、山縣良和が設立したファッションの私塾「ここのがっこう」から選抜された6人のデザイナーによるドキュメンタリー映像『対話する衣服』が、YouTubeほかで公開中。本企画で制作された作品と写真の展覧会も併せて行われる。
2019年から、東京都内を中心に開催されているバリアフリーなパフォーミングアーツの祭典「True Colors Festival(トゥルーカラーズ フェスティバル)」。障がいや性、世代、言語、国籍などの垣根が取り払われた芸術祭をとおして、皆にとって居心地の良い社会の実現を目指している。
本年の「True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭 2021」では、バリアフリーで多言語対応の演劇や屋外サーカスなどを、オンライン配信を軸に随時実施する予定だ。
現在公開中のドキュメンタリー映像『対話する衣服』は、車椅子や義足を伴う身体や多様な心を持つ6人のモデルと、6人のデザイナーによる対話と葛藤を記録したもの。デザイナーらは、ファッションレーベル・writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)のデザイナー山縣良和らが運営し、講師も務める私塾「ここのがっこう」の卒業生と在校生から選抜された。
参加者は、SiThuAung×アオイヤマダ、斎藤幸樹×カイト、タキカワサリ×ちびもえこなど計6組。監督は、映画『うたのはじまり』(2020年)の河合宏樹、音楽は蓮沼執太が担当した。
また、本企画で制作された作品と写真家・LILY SHUによる写真の展覧会が、「SHIBUYA FASHION WEEK」の公式プログラムの一つとして開催されている。
多様性へのさまざまな視点と、個性豊かな輝きの記録をご堪能あれ。
※掲載情報は3月16日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
ドキュメンタリー映像
『対話する衣服』-6組の“当事者”との葛藤-
公開/2021年3月5日(金)
URL/www.youtube.com/c/truecolorsfestival
True Colors FASHION 「対話する衣服」展
会期/2021年3月15日(月)〜31日(水)
会場/渋谷スクランブルスクエア 12F/Scene12
住所/東京都渋谷区渋谷2-24-12
料金/無料
時間/11:00〜20:00
休館/会期中無休
TEL/03-6825-1223(アクセシビリティ対応)
URL/www.topmuseum.jp
Text : Manami Abe