石岡瑛子の名作展示@ギンザ・グラフィック・ギャラリー
東京都現代美術館での回顧展(※1)や、Bunkamura ル・シネマで特集上映が行われる(※2)など、再び注目が高まる世界的なアートディレクター/デザイナーの石岡瑛子。彼女の初期作品に焦点を当てた展覧会「SURVIVE - EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか」が、ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて開催中。
1960〜70年代、資生堂、パルコ、角川書店などのアートディレクションを数多く手がけ、当時の「女性」のイメージをことごとく覆し広告界にセンセーションを巻き起こした石岡瑛子(1938-2012年)。特に、70年代に大ブームとなった一連のパルコのポスターは、カメラマン、コピーライター、モデルとの緊張感みなぎるコラボレーションにより、強烈なアート性で時代を彩った。
本展では、石岡のデビューから、80年代にニューヨークへ渡るまでの作品の中から、ポスターや書籍などグラフィックデザインの仕事に焦点を当てる。会期前半は、広告キャンペーンの名作を中心に展示(12月4日〜1月23日まで)。後半は、映画や演劇のポスターをはじめ、今まであまり見る機会がなかったグラフィックアート作品を厳選して紹介(2月3日〜3月19日まで)。
石岡が生涯のテーマとした「ORIGINARITY」、「REVOLUTIONARY」、「TIMELESS」。半世紀近い時を超えてなお、これらの革命的な創造精神が宿る作品は必見。
強さと柔らかさ、情熱と知性あふれるデザイナー・石岡瑛子。時代にセンセーションを巻き起こした彼女の軌跡を、どうぞお見逃しなく!
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(※1)Numero.jp 石岡瑛子:美と情熱のデザイナー
(※2)Numero.jp 再注目を集める石岡瑛子の特集上映@Bunkamura ル・シネマ
※掲載情報は12月4日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「SURVIVE – EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか」
会期/2020年12月4日(金)〜2021年3月19日(金)
会場/ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
住所/東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル 1F/B1
開館時間/11:00〜19:00
休館日/日・祝、12月28日〜1月5日
入場無料
URL/dnpfcp.jp
Text : Akiko Kinoshita