3館の“お宝”アート作品が横浜美術館に集結中 | Numero TOKYO
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3館の“お宝”アート作品が横浜美術館に集結中

パウル・クレー 『女の館』 (1921年) 愛知県美術館蔵
パウル・クレー 『女の館』 (1921年) 愛知県美術館蔵

横浜美術館、愛知県美術館、そして富山県美術館の3館それぞれが誇る珠玉の西洋美術コレクションを組み合わせて、20世紀西洋美術の歴史を振り返る「トライアローグ」展が、横浜美術館にて開催中。

1980年前後の、いわゆる「美術館建設ラッシュ」の時期に開館し、それぞれの地方を代表する美術館となった3館。それぞれに約40年をかけて築いてきた多様性に富んだコレクションから、約70作家の珠玉の作品を紹介する。

ルネ・マグリット 『王様の美術館』 (1966年) 横浜美術館蔵
ルネ・マグリット 『王様の美術館』 (1966年) 横浜美術館蔵
この3館は、近現代の西洋美術を収集の柱のひとつとし、その分野に美術館の「顔」となる作品が多く含まれる点で共通している。本展では、各館が所蔵する西洋美術コレクションから、ピカソ、クレー、ミロ、エルンスト、ダリ、マグリット、ポロック、ベーコン、ウォーホル、リヒターほか、20世紀美術史を彩った巨匠たちの作品を厳選。絵画を中心に版画、写真、彫刻、映像など約120点の作品を展示する。 また、特定の作家にフォーカスして3館の所蔵作品を比較するコーナーなど、連携・共同開催ならではの企画にも注目。

ジャクソン・ポロック 『無題』 (1946年) 富山県美術館蔵
ジャクソン・ポロック 『無題』 (1946年) 富山県美術館蔵

さらに、SNSへの感想投稿キャンペーン(11月23日まで)や、レストラン・カフェとのコラボレーションメニュー、観覧券の提示で近隣の商業施設での割り引きサービスなども展開中。

本展を最後に、大規模改修工事のため2年を超える長期休館となる横浜美術館。リニューアルの間、しばし見納めとなる貴重なコレクションを鑑賞できるこの機会を、どうぞお見逃しなく!

ゲルハルト・リヒター 『オランジェリー』 (1982年) 富山県美術館蔵 © Gerhard Richter 2020(16062020)
ゲルハルト・リヒター 『オランジェリー』 (1982年) 富山県美術館蔵 © Gerhard Richter 2020(16062020)

※掲載情報は11月15日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」
会期/2020年11月14日(土)〜2021年2月28日(日)
会場/横浜美術館
住所/神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
開館時間/10:00〜18:00
※入館は17:30まで
休館日/木、12月29日〜1月3日、2月12日
※2月11日は開館
料金/一般¥1,500、大学・専門学校生¥1,100、中学・高生¥500
※小学生以下無料、65歳以上¥1,400(要証明書)
※日時指定予約制
URL/yokohama.art.museum

Text : Akiko Kinoshita

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