Culture / Post
日本写真の近未来 ! 若手9名の写真展を見たか?
tokyo2020_1
赤鹿麻耶『ヤッテミヨウ!』
© Maya Akashika
西暦201X年。日本のフォトグラフィはかつてない狂乱の時代を迎えていた。
可愛い子猫、子犬、家電、メシマズまで、人々自慢の画像フォルダが火を吹く中、バイト先の悪ふざけ写真が全国各地で炎上、画像で笑わなければ寝られない者、照英や川越シェフの画像くださいとせがむ者が続出。
……どうしてこうなった。SNSやスマートフォンの普及によって、日々、すさまじい量の写真がネット上へと発射されては、あっという間に埋もれ果てていくのだった。
……というネタ画像の話はさておき、このような状況下で、“アート”と呼ぶべき写真のあり方もまた、これまでにない局面を迎えている。
いま、日本の写真表現はどのような進化を遂げつつあるのか?
この疑問にずばり切り込む注目の展覧会が、パリと東京で開催される。