写真と言葉でつづる大自然、「星野道夫の旅」展が開催中
探検家であり、写真家、紀行作家である星野道夫の展覧会が開催されている。静岡・長泉町のIZU PHOTO MUSEUMにて、9月30日(日)まで。
1978年よりアラスカに移り住み、20年近くにわたって極北紀行を重ねた、探検家・星野道夫(ほしの・みちお/1952-1996年)。大自然の多様な姿を捉えた写真と、紀行の途上で紡がれた数々の言葉は、今日まで多くの人々を魅了してきた。
このたび開催される特別展「没後20年 特別展 星野道夫の旅」では、およそ20年間におよぶ紀行を通して星野が感じた世界観を、写真と言葉によって浮かび上がらせる。
大判のカラープリントによって再現された、ありのままの自然の姿を写しとった「マスターピース」や、過酷な環境のもとで生き抜く生命を、ザトウクジラやカリブーなどを通して感じる「生命のつながり」。そして、極北に広く伝わる伝説などを紹介する「神話の世界」などによって、展示が構成されている。
会場は、杉本博司の設計(内装・坪庭)によるIZU PHOTO MUSEUM。伊豆の山々を望む、富士山麓に位置する複合施設「クレマチスの丘」は、IZU PHOTO MUSEUMをはじめ、ヴァンジ彫刻庭園美術館やレストラン、庭園などが併設されている。
自然豊かな伊豆の地で、星野道夫の世界観を体感してほしい。
没後20年 特別展 星野道夫の旅
会期/2018年7月14日(土)〜9月30日(日)
会場/IZU PHOTO MUSEUM
住所/静岡県長泉町東野クレマチスの丘 347-1
入場料/大人 800円、高校・大学生 400円、中学生以下 無料
時間/10:00〜18:00(8月)、10:00〜17:00(9月)
休館/水曜日
TEL/055-989-8780
URL/www.izuphoto-museum.jp/
Text : Manami Abe