アーティスト・イン・レジデンスプログラム 10年の集大成展! | Numero TOKYO
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アーティスト・イン・レジデンスプログラム 10年の集大成展!

ラッタナ・ヴァンディー Shadow in the Dark, 2015 92.5 x 182.5 x 5.5cm Wood, nails, text
ラッタナ・ヴァンディー Shadow in the Dark, 2015 92.5 x 182.5 x 5.5cm Wood, nails, text

2007年から2017年までに行った、海外のアーティストを東京に招聘するアーティスト・イン・レジデンスプログラムの集大成を見せる展覧会が開催。場所は東京・六本木にある、東京を代表するアートコンプレックス「complex665」に入居している3つのギャラリーにて。

バッカーズ・ファンデーションとNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]が協働し、海外のアーティストを東京に招くレジデンスプログラムを2007年より開催。招聘されたアーティストは、欧米、中南米、アフリカ、東南アジアなどさまざまな国から毎年2名、全15カ国20名におよぶ。

プラディープ・ミシュラ warmth of togetherness(展示風景), 2010 各 45.5 x 53cm Oil on canvas ©プラディープ・ミシュラ
プラディープ・ミシュラ warmth of togetherness(展示風景), 2010 各 45.5 x 53cm Oil on canvas ©プラディープ・ミシュラ
カディム・アリ 『コイサンカ(子守歌)』, 2007 DVD data
カディム・アリ 『コイサンカ(子守歌)』, 2007 DVD data

12年目を迎える今年、本プログラムを振り返る「東京 アラカルト -The Backers Foundation and AIT Residence Programme (The BAR) 10年の記憶」展が、complex665にて開催。

入居する小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーの3つのギャラリーにて、アーティストらが映し出した10年間の東京の姿を見せる。

アーティストが滞在中に感じた日本の社会や人々の関係性はもちろん、つくり出された作品には、各自国にて経験したさまざまな歴史の通過点がともに含まれている。彼らの国と地域の歴史文化を知る機会になると同時に、わたしたちが住む日本、東京のこれまでを振り返る機会となるはず。
本プログラムの記録冊子「東京 アラカルト」も合わせて、じっくりと見てみて。

<展覧会 イメージビジュアル> 撮影:ミティ・ルアンクリタヤー(2017年タイより招聘) デザイン:福岡泰隆
<展覧会 イメージビジュアル> 撮影:ミティ・ルアンクリタヤー(2017年タイより招聘) デザイン:福岡泰隆

「東京 アラカルト -The Backers Foundation and AIT Residence Programme (The BAR) 10年の記憶」展
会期/2018年8月24日(金)〜9月1日(土)
会場/小山登美夫ギャラリー / シュウゴアーツ / タカ・イシイギャラリー
住所/東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F/3F
時間/11:00〜19:00
休館/2018年8月26日(日)、27日(月)
URL/www.a-i-t.net/ja/residency/2018/07/the-bar-2018.php

Text:Akane Naniwa

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