開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.23「生理とどう付き合っていけばいいのかわかりません」
体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど、読者の抱える「モヤモヤ」をバービーが一緒に考えます。正解は見つからないかもしれないけど、チャクラは開放できちゃうかも?!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年9月号掲載)
【今月のモヤモヤ】
「生理とどう付き合っていけばいいのかわかりません」
生理とPMSが重いため、ずっとピルを飲んでいましたが、結婚後、妊娠することを考えて、服用をやめました。すると、やっぱりつらい。特に生理前は鬱々としてしまい、気分が激しく落ち込んで「死にたい」と思うことも。子どもは欲しいけど、生理とどう付き合っていけばいいのかわかりません。(うさこ・28歳・会社員)
【バービーからのメッセージ】
原因は人それぞれ。治療によって改善することも
私もうさこさんと同じように長らくPMSに振り回されてきました。生理前は気分の浮き沈みも激しく、生理痛がつらすぎて立っていられないほど。私の場合は婦人科系の疾患によってひどい生理痛に悩まされていたため、20代の頃からピルを服用してきました。「生理が重い」「PMSがつらい」といっても原因は人それぞれ。なので、もし、婦人科をまだ受診したことがないようであれば行ってみてください。治療によって改善されるかもしれないし、具体的な対処方法がわかるかもしれません。
私も妊活をきっかけにお医者さんに相談してピルを飲むのをやめたのですが、やっぱり重いし、つらい。そこで先生の勧めもあり、フィトテラピー(植物療法)を取り入れることにしました。毎日ハーブを煮詰めたタンチュメールを飲んだり、足を冷やさないように真夏も分厚い靴下を履いたり。漢方と同じように劇的に症状が緩和するわけではないので、日頃から食べ物に気を配ったり、生活習慣の改善に取り組んだりとなかなか大変でした。妊活の細かいルールにストレスを感じだしてきたときに始めたのがファスティングです。こちらは腸内環境も肌の調子も良くなり、体が軽くなって運動量が増えたことで体質改善につながりました。ただ、やはりPMSの症状は重いまま。そして生理時には強い鎮痛剤が必要になることも。それで次にやってみたのが血液検査。これ、一般的な健康診断でするような血液検査ではなく、どういう栄養が足りないのか、もしくは過剰に摂取しているのかが詳細にわかる検査だったんです。私の場合、動物性タンパク質が足りてないということがわかったのですが、この栄養素が不足していると、体の水分をうまく排出できず、むくみやすくなる。実はむくみやすい人はPMSが重い傾向にあるというデータもあるそう。その結果を踏まえ、足りない栄養素をサプリで補っているのですが、PMSの症状が軽くなり、気分の浮き沈みもかなり穏やかになりました。
自分の体を知ることから始めよう
こうした経験を踏まえて、一つの答えが出た気がします。それは自分の状態を知ることが何よりの近道になるということ。自分に合う、合わないは人によって違うから、口コミをうのみにしたり、流行の治療法にやみくもに手を出しても、望ましい効果が出るかはわかりません。私もこれまでたくさんの婦人科を渡り歩いてきたし、温活、腸活、漢方、フィトテラピー、鍼、ファスティングなどあれこれ試してきました。なんとなく効いている気もするけど、違う気もするということもあれば、ハズレを引いた気がして落ち込むことも。でも、痛みやつらさを我慢しているだけでは解決しません。試行錯誤の連続でも、自分で考え、自分の体をより深く知ること。それが第一歩だと思います。
バービーさんに相談したい、聞いてほしいあなたのモヤモヤ大募集中! テーマは体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど何でもOKです。下記アンケートフォームまたはメールでご相談をお寄せください。メールの場合は、掲載可能なニックネーム、年齢、性別(任意)をお書き添えください。
アンケートフォームからの相談はこちら
メールでの相談はこちら
※ご相談の文字数は問いませんが、掲載時に編集部で要約させて頂きます。
※ご相談への回答は1号あたり1名様です。全ての方のお悩みにお答えすることはできません。
※雑誌掲載以外にもヌメロ・トウキョウやバービーさんの制作するコンテンツに掲載する場合がございます。あらかじめご了承ください。
「開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室」をもっと見る
Photo:Kisimari (W) Styling:Natsuki Taniguchi(Takuty Produce & Create) Hair & Makeup:Mayu Interview & Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara