バービーのモヤモヤ相談室 vol.21「妻子がいた彼。別れた後も連絡をしてくる彼との関係をどうするべき?」 | Numero TOKYO
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開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.21「妻子がいた彼。別れた後も連絡をしてくる彼との関係をどうするべき?」

体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど、読者の抱える「モヤモヤ」をバービーが一緒に考えます。正解は見つからないかもしれないけど、チャクラは開放できちゃうかも?!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年6月号掲載)

【今月のモヤモヤ】

「妻子がいた彼。別れた後も連絡をしてくる彼との関係をどうするべき?」

3年付き合って同棲していた彼には妻子がいました。しかも別の女性とも浮気。同棲中は彼がほぼ生活費を出していて、仕事は真面目で管理職。3年間はずっと私に寄り添ってくれましたが、小さな噓から疑惑の念が生まれ、探偵に依頼し、全て発覚。彼を問い詰めると「妻への気持ちは冷めているが子どもがまだ小さく、いま離婚すると会わせてもらえなくなるからしばらくは別れられない。他の女性は必要とされ、放っておけなかった。でも君とは一緒にいたい」と調子のいいことばかり。慰謝料をもらって別れましたが、その後も連絡が来たり、引っ越し先にも訪れます。裏切った彼が憎いし、噓に気づかずにいた自分も情けないのですが、彼から連絡が来るとうれしくて会いたくなります。ただ、私はもう若くはありません。「もう連絡してこないで」と一線つけるべきでしょうか。それともこのままそっとしておくべきでしょうか。(E.N・年齢、職業記載なし)

【バービーからのメッセージ】

一線つけるのは当たり前。相手の思うツボになってはだめ

まず、二択の設定が違うと思います。「二度と会わない」と一線つけるのは当たり前。わざわざ伝えなくても返事をしなければいい。言わないと気持ちの踏ん切りがつかなければはっきり言う。気づいているとは思いますが、彼の言動は大切な女性に向けたものではないです。しつこく会いたがるのは好きだからではなく、“都合よく恋愛気分を味わえて手のひらで転がせる最高におもしろいおもちゃ”としか思ってないからで、手放したくないのです。「心を見透かしたように連絡が来る」というのも、彼はあなたを自在に動かせるから、そりゃあおもしろいはず。返事をしないにせよ、連絡が来るたびに相談者さんの心が揺れるようだったら、相手の思うツボです。

甘い言葉だと気づいていても彼のことを信じたくなるのは、相談者さんが男性の本性をまだわかってないのだと思います。私は浮気する男性同士の会話をよく聞きますが、別れた女性に「心配だから連絡した」とか「誕生日だからレストランを予約した」と連絡するのも、浮気男たちがする典型的な行動です。だから、相談者さんが男性はどういう生き物なのかを知ったほうがいい。例えばバーや飲み屋に居合わせた男性に「ちょっと聞いてもらえませんか」と浮気男の話をしてみてはどうでしょう。利害関係がない分、きっと男性の本音が聞けると思います。それを知ったとき「なんで、あんなヤツのことが好きだったんだ?」と目が覚めるはずです。

自分自身を肯定する生き方をしよう

彼に別れを言う/言わないで迷うのではなく、その先の二択をしませんか。次に恋愛するときは、浮気を許せる女になるか、浮気をしない人を選ぶのか。私は浮気される女性には共通点があると思っていて、それは自己評価が低いということ。そういう女性は普段の仕草や表情にも無意識にそういう部分が表れていて、プレイボーイたちは「この女性は浮気しても大丈夫だな」とわかって近寄ってきます。浮気しない人をパートナーに持ちたいなら、自分を愛する気持ちを育てること。趣味に没頭するとか仕事でキャリアアップするとか、自分のことを見つめる時間を大事にしてほしい。自分のことを愛していたら、ひどいことをされて当たり前の人間ではないと気づけるし、ひどいことをする人間を突き放すことができる。そもそも自信に満ちた女性に浮気男たちは近づきません。

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Photo:Kisimari (W) Styling:Natsuki Taniguchi(Takuty Produce & Create) Hair & Makeup:Mayu   Interview & Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara

Profile

バービーBarbie お笑い芸⼈。北海道出⾝。2007年、相⽅のハジメとお笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。TBS『ひるおび!』のコメンテーターや、TBS ラジオ『バービーとおしんり研究所』のパーソナリティを務めるほか、⽣まれ故郷の町おこしにも尽⼒。YouTube『バービーちゃんねる』では、最新美容や性についてのトピックが話題となり、現在の登録者数は25万⼈を超える。またFRaU WEBにて連載中のエッセイをまとめた著書『本⾳の置き場所』(講談社)を出版。⾃らプロデュースしたピーチ・ジョンとのコラボ下着の発売や、双⽅向コミュニケーション型ECサイト『◯バ(仮)』にてシルエットをキレイに⾒せる太ベルトの発売を開始。22年4月には初のシングル楽曲「Ya jatuh cinta(ヤ ジャットウ チンタ)」を配信限定でリリースするなど、多岐にわたり活動の幅を広げている。

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