【年末K-POP大忘年会】pt.2 待望のカムバ、涙の解散、興奮のオーディション番組……激動の1年を振り返る! | Numero TOKYO
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【年末K-POP大忘年会】pt.2 待望のカムバ、涙の解散、興奮のオーディション番組……激動の1年を振り返る!

今年も、数々の話題を提供してくれたK-POP界。そこで、今年のトピックを、K-POPアイドルの日本語ボーカルディレクションを手がけるNICE73をはじめ、ファッション界のK-POPファンたちと熱く語り合う大忘年会企画、第二弾です。(pt.1はこちら

【K-POP忘年会参加者】

NICE73(Twitter:@nice73) 韓国にて歌手として活動後、K-POPグループの日本語の訳詞、日本オリジナル楽曲の作詞、作曲、レコーディングボーカルディレクションなど、制作にも携わる。近年、韓国関連の各種イベントでMCや、テレビやラジオのナレーションを担当。Numero.jpでは「大人のためのK-POP入門」に登場。 Taro Kondo(Instagram:@tarolingal) PR・ディレクター。ブランドのPRや撮影のディレクション、キャスティング、イベント企画などを手がける。大のK-POPファンで渡韓経験も多数。中でもBTSとTWICEは特別な存在で、TWICEのカバーダンスチームも結成。 藤林美紀(Instagram:@mikittyisland) PR・セールスコーディネイター。ファッション、ビューティなど手がけるジャンルは多岐に渡る。エシカル・コンシェルジュ。元々ジャニヲタで、今もSMAPは神的存在。推しはBTS、ENHYPEN。韓国ドラマにもどっぷり。 柴田紗妃(Instagram:@sakisakishibata) Numero TOKYO編集部ファッション・フィーチャー・エディター。ファッション撮影を始め、話題のトピック、カルチャー、ライフスタイルなど幅広く担当。国内外のテレビドラマを深く愛するドラマオタクでもある。推しはBTSという生粋のARMY。 梶山史織(Instagram:@shiorikajiyama) Numero TOKYO編集部ファッション・エディター。ファッション撮影のディレクションやスタイリング、カルチャーやライフスタイルなどを担当。幼い頃からのダンス経験があ り、ダンサーオタクでもある。K-POPは、SMエンタを中心に幅広く愛する。 松田美保(Twitter:@cosmoshoshima) ライター。カルチャーやライフスタイルを中心に幅広いジャンルで活動。ダンスミュージック好きで、アジアのHIP HOP/R&Bを掘っているうちに気付けばK-POP沼へ。推しはNCT 127、WayV、TREASURE。このK-POP忘年会をどうしてもやりたかった人。

ハイブランドがずらり! K-POPスターのファッションチェック

Taro「前回、だいぶいろんなことを話したけど、Numeroだからファッションのことも話さなきゃ」

松田「まずは、BLACKPINKですよね。JENNIEがシャネルJISOOがディオール、ROSÉがサンローランとティファニー、LISAがセリーヌとブルガリのアンバサダーに就任しています」

Taro「今年のメットガラに、韓国から初めてROSÉと2NE1のCLが招待されたんですが、ROSÉが着用したサンローランのドレスがとても良かった。それに合わせて彼女のサンローランの広告がニューヨークのビルボードで展開されて」

松田「ちなみに、BLACKPINKは、今年、グループとしては、日本版アルバム『THE ALUBUM -JP Ver.-』のリリースと、映画『BLACKPINK THE MOVIE』の公開がありました。ROSÉの『R』とLISAの『LALISA』、2人のソロアルバムも秀逸でした」

藤林「BTSがルイ・ヴィトンのアンバサダーに就任したことも話題になりました。初めてショーに登場したり、空港ファッションでもルイ・ヴィトンで。実は私も、ホビ(J-HOPE)のスティーマーを買いました」

松田「それは、正しいファンの在り方! プライベートで着ているブランドをファンが特定したインスタなんかを見ると、私服もオシャレ。いろんなグループのインスタでセリーヌを着ているのもよく見かけました」

Taro「エディ・スリマンはやっぱり人気ですよね」

柴田「BTSでは、JINさんがよくトムブラウンを着ていますよね。衣装ではヘロン・プレストンなどNYの若手ブランドを着たり、6月のオンラインコンサートでのフェンディも素敵だった」

Taro「グローバルを目指すK-POPアイドルはオシャレでですよね。これまでのK-POPアイドルというと、かっちり着込むタイプが多かったけれど、今は抜け感があってメイクも薄くなってきている気がします」

梶山「10月には、IVEのウォニョンがMIU MIUの公式アンバサダーになりましたよね。あの抜群のスタイルでMIU MIUを着こなしちゃう姿、17歳とは思えません…」

松田「衣装で今年印象的だったものはありますか?」

梶山「ちょっと話がずれるけど、JYPの衣装は毎回話題になりますよね。私はこれで正解だと思っていて、チェック柄を可愛く着こなせるのは彼女たちだけだと思うんです! JYP=王道のヨジャドルのイメージがあります」

Taro「それが個性になっていたりもしますよね」

とにかく、『ガルプラ』について話したい

Taro「ところで私、今日はここに『ガルプラ(※1)』について話しに来たんです。ガルプラ見てた人〜?」

数人「はーい!!!(挙手)」

Taro「今年、私が一番燃焼した番組でした。基本的に参加者全員を応援していたんです。テーマ曲の『O.O.O』は印象的だったけど、この段階でガールズクラッシュじゃなかったんだと思いました。でも、課題曲もパフォーマンスも素晴らしいものが多くて、特に『Shine』は毎朝10回は見ていました。ダヨンが素晴らしかったし、シャオティンも良かった!」

梶山「グループ2の登場には鳥肌立ちました! 江崎ひかるちゃんは最初から1位だったこともあり、クールな子なのかなと思ったら、めちゃくちゃバブくて速攻沼落ちしましたね」

NICE73「わかるっ! この曲ではマシロのパートが少なくて不安だったけど、最終メンバーに入って安心しました」

松田「ほんと、マシロ推しだったので良かった……。彼女は本当に人柄が素晴らしくて」

Taro「マシロのJYP練習生時代ことを知る身としても、嬉しい結果でした。それから、課題曲では『U+ME=LOVE』も『Snake』も、みんなに見てほしい名曲です。今回もいろんなことがあったけれど、やっぱりオーディション番組には意味があると思っていて。その子の魅力を最大限、世の中に見せられる機会だから、もし今回落ちても他に活躍の場ができると思うんです」

NICE73「『ガルプラ』は、日本や海外でも人気だったから、韓国の視聴者が日本人YouTuberの解説動画を見ていたという話も聞きました」

Taro「『LOUD』に関しては、参加者のレベルが高くて、みんな実力も才能もあって本当に素晴らしかった。それに、Pnation側のPSYさんの演出力に目を見張るものがありました! ONCEとしてはパク・ジニョンさんは好きだけど、彼はガールズグループ育成の方が上手かも」

藤林「2010年あたり、2PM(※2)は好きでしたよ」

Taro「2PMは良かったですよね。それにしても、最近のオーディション番組は参加者のレベルが高いですよね。『LOUD』も参加者だけで、1曲仕上げることができるくらいの技術があるし、日本の『THE FIRST』でも、参加者が楽曲制作したりコレオグラフを考えるクリエイティブ審査があって、それもクオリティが高かった。そこから誕生したBE:FIRSTもデビューライブに駆けつけるくらい応援しています。『LOUD』で気になったのは、番組の冒頭で、PnationとJYPの練習生に一般参加者を混ぜて全体をシャッフルしたのに、デビュー組はそれぞれの会社に戻ってしまった。結局、デビュー予定の練習生を番組でお披露目して、人気を得る作戦だったんだなって」

NICE73「もともと、オーディション番組の始まりは、事務所内サバイバル番組でお披露目する目的がありましたから。あのBIGBANGも事務所内サバイバル番組出身なんですが、G-DRAGONなんて落ちるはずもないのに、みんな純粋だから必死に頑張るし、視聴者もドキドキしながら応援しますよね。その後、『スーパースターK』など、日本の『ASAYAN』のように一般人も参加できる番組が始まったんです」

Taro「事務所内サバイバルというと、TWICEを生んだ『SIXTEEN』もそうですね」

NICE73「『PRODUCE 101』はそれらをミックスして、さらも国民プロデューサーに投票で選ばせるというのが新しかった」

Taro「でも、国プ投票で選ぶと、テイストがぐちゃぐちゃになるのが辛い……。今回、落ちた子たちもどこかでデビューしてくれることを願って、とにかく『Kep1er』を応援します!」

NICE73「最終10位で脱落したスヨンは、Billlieでデビューしたし、嬉しい報告はこれからも続くことを祈りましょう」

突然の解散… サヨナラだけど、サヨナラじゃない2021

松田「今年、解散したグループもいくつかありました。まず、4月いっぱいでIZ*ONEが活動を終了しました」

梶山「元メンバーのウォニョンとユジンが参加したIVEが、12月にデビューしていきなり1位を獲得しましたね!」

NICE73「日本人メンバーのレイも話題ですが、このグループ、マンネのイソちゃんはなんと2007年生まれの14歳です!」

梶山「IZ*ONEでは、宮脇咲良さんがHYBEの新しいガールズグループに加入するという噂もありますよね」

松田「HYBE傘下の『ADOR』レーベルですね。SMエンタテインメントで活躍してたアートディレクターのミン・ヒジンさんがHYBEに移籍し、新たに手がけるということでも話題です」

梶山「ミン・ヒジンさんといえば、Red Velvetのイメージがあります。今はガールズクラッシュが主流ですが、どこかアンニュイなグループになるのでは」

Taro「ところで、MAMAMOOはフィインが今年、RBWと契約を終了しましたが、解散じゃなくて2023年まではMAMAMOOとしても活動するんですよね」

NICE73「フィインはVIXXのRAVIが設立したヒップホップレーベル『THE L1VE』と契約したんですよ。そういう音楽番組をやりたかったんでしょうね」

Taro「MAMAMOOはすごく画期的なグループだったから、もっと続けてほしいけど……。彼女たちはガールズグループの流れだけでなく、韓国における美しさの意識も変えたと思います」

松田「今年は年始に、GOT7がJYPとの契約を終了し、メンバーそれぞれ別の事務所に移籍しましたが、GOT7としてもたまに集まってリリースするとか。実際、2月に『ENCORE』を配信しました。面白い動きをしてますよね」

NICE73「あれはすごく画期的です。パク・ジェボムが代表を務める『AOMG』にユギョム、JB(現:JAY B)が『H1GER MUSIC』と契約したのもすごい。ベンベンユギョムがソロをリリースして、音楽番組のカムバ時期が被ったことがあったんです。二人とも今は別の事務所にいるのに、エンディングでGOT7のシグネチャーポーズをしたんですよ。もうアガセ(※3)たちはヒャー!!と歓喜して」

Taro「オシャレ! これまでタブーでしたよね」

松田「それから、GOT7のジャクソンが中国で自分の工作室(事務所)を設立し、中国拠点のラッパーたちとPANTHEPACKを結成しました。曲もパフォーマンスも、めちゃくちゃカッコいい!」

NICE73「今年の解散というとGFRIENDもありました。あれだけ歴史を作ったグループなのに、いきなり契約終了。ファンのBUDDYたちも大きな衝撃を受けましたが、リーダーのソウォンは、キム・ソジョンとして女優の道へ。ウンハ、シンビ、オムジは来年VIVIZとして再デビューするそうで、それを楽しみに待ちたいと思います」

次回は、期待の新人グループ、契約のゆくえ……2022年を大胆予想します。


【 注釈 】

(※1)ガルプラ……韓国の音楽専門チャンネル「Mnet」のガールズオーディション番組『Girls Planet 999』のこと。日本では、ABEMAにて独占放送された。韓国、中国、日本の3カ国から99人が参加。最終メンバーに選ばれた9人は「Kep1er」として2022年1月3日にデビュー予定。
(※2)2PM……2008年デビューのダンス&ボーカルグループ。今年、兵役中だったメンバーが除隊となり、今年6月に完全体でアルバム『MUST』を引っ提げカムバック。パク・ジェボムは2010年に2PMを脱退し、2013年「AOMG」、2017年に「H1GHR MUSIC」を設立。どちらも韓国の最注目ヒップホップレーベルに成長している。
(※3)アガセ……GOT7のファンネーム

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Text:Miho Matsuda Edit: Saki Shibata

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