三原勇希、あっこゴリラ、長井優希乃による”令和ギャルズ”がおすすめ。漫画&ミュージック | Numero TOKYO
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三原勇希、あっこゴリラ、長井優希乃による”令和ギャルズ”がおすすめ。漫画&ミュージック

ポッドキャストの人気番組『POP LIFE』でフェミニズムやルッキズム、ジャッジメントなどさまざまな社会問題について語り合ってきた三原勇希、あっこゴリラ、長井優希乃、通称“令和ギャルズ”。3人がメンタルクリニック並みにガチ語りをして作った書籍『令和ギャルズの社会学』を通じて、伝えたかったことを取材。その中で彼女たちが大きな影響を受けたと語っていた漫画『GALS!』とは? またほかにはどんな漫画や音楽にパワーをもらっているのか、あわせて聞いてみた。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2021年4月号掲載)

Reiwa Gals’ pick
1.『GALS!』

ギャルマインドはここから学ぶべし!

1998 〜2002年『りぼん』に連載されていた漫画。渋谷最強のコギャル、寿蘭と彼女の親友たちの高校3年間の日々をコミカルに描く一方、当時の若者を取り巻く社会問題も取り上げた。蘭をはじめとする登場人物のファッションや言動は読者を夢中にさせ、絶大な支持を得る。19年に続編『GALS!!』が17年ぶりにスタートしたことも話題に。「蘭ちゃんは魂のレベルが高すぎる」(三原勇希)、「少女漫画だけど、寿蘭や登場人物たちに、か弱さやあどけなさといった“少女性”は皆無。とにかくかっこいい」(あっこゴリラ)、「友達を大切にするところも好き」(長井優希乃)

全10巻 藤井みほな/著(りぼんマスコットコミックスDIGITAL 集英社)続編『GALS!!』が『マンガMee』にて連載中

Yukino Nagai’s pick
2.『ブラック・ジャック』

“人間とは何か?”を考える

無免許ながら天才的な技術で多くの命を救う医師ブラック・ジャックを主人公に現代社会に鋭くメスを入れる医療ヒューマン漫画。「人はなぜ生きるのか。人間の愚かさや尊さ、動物との関わりなど根源的な問いかけが随所にあり、読むたびに頭に鉄球をガツンと食らう感じ」(長井優希乃)
全25巻 手塚治虫/著(少年チャンピオン・コミックス 秋田書店)

Yuuki Mihara’s pick
3.「Like A Girl」

“自分最高!”と思える一曲

強くてたくましい“女の子らしさ”を賛美したLi zzoのポジティブソング。「Lizzoの曲はハッピーなバイブスが流れている。『自分のためにホイップクリームを買って、自分で家賃を払うわ』という歌詞が特に好き。聴くといつも“自分最高”って思えます」(三原勇希)

Lizzo アルバム『Coz I Love You』に収録(ワーナーミュージック・ジャパン)

Akkogorilla’s pick
4.「TOKYO BANANA 2021」

“矛盾上等”をリアルに表現

「自分の作品が自己確認の指標になってる」というあっこゴリラの最新作は“矛盾上等”マインドで作った楽曲。「おかしいことをおかしいって言ったやつが悪者になる構造や矛盾を許さない社会って狂ってんなって感じて。その矛盾を自分で体現しようと思って作ったんです」(あっこゴリラ)

あっこゴリラ(KAMIKAZE RECORDS)

PROFILE

長井優希乃
Yukino Nagai

ヘナアーティスト、芸術教育アドバイザー、生命大好きニスト。京都大学大学院修了後、JICAにてマラウイ共和国に派遣。現地の小学校で芸術教育アドバイザーを務める。『集英社新書プラス』にて「バイブス人類学」を連載中。

三原勇希
Yuuki Mihara

タレント。雑誌『ニコラ』でモデルデビュー。音楽、スポーツ、ファッションなど多趣味を生かし、ポッドキャストや雑誌、テレビなどでマルチに活躍中。ランニングコミュニティを主催しスポーツを通して女性が輝く場を創出。2021年4月から始まるラジオ番組『N-FIELD』(NACK5)のメインパーソナリティに就任。

あっこゴリラ
AKKOGORILLA

ラッパー。社会にはびこる“当たり前”の概念に一石を投じる曲を次々と発表。valknee、田島ハルコらと「Zoomgals」としても活動。J-WAVE「SONARMUSI C」のメインナビゲーターを務める。

Interview & Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara

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