私たちのニュースタンダード file.16 BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS PR 斎木麻衣
私たちが直面した、いまだかつてない困難。コロナ禍で見つけた新しい価値観について、ファッション業界人に聞く新連載がスタート。 STAYHOME期間を経て手に入れた、それぞれの“ニュースタンダード”とは。第16回目は、BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS PRの斎木麻衣。
炭酸水は自宅で! サステナブルにシフト中
──STAYHOME期間中に始めた新しい趣味や習慣、活動について教えてください。 「元々お水は炭酸水派な私。リモートワークになり家にいる時間が増え、その中でペットボトルの消費量が多いことが気になり、サステナブルの観点からソーダサーバーを購入。フルステンレスでデザイン性が高いところが気に入り、aarke(アールケ)を選びました。カラーは悩んだ末、スタイリッシュなクロームブラックをチョイス。ガスシリンダーは、お馴染みのソーダストリームに対応しているので、多くの店舗で購入・交換ができるところがとても便利。使用済みのものを持ち込むと、新規で購入するより¥1,400ほど安く交換できるので、私は近所の薬局で交換しています」「私も夫も家族そろってレモンサワー好きなので、思い切って広島県瀬戸田産の国産レモンを10kg(笑)お取り寄せ。レモンを焼酎と少しのウイスキーに漬け込んで、ベースとなる特製レモン酒作りに挑戦しました。aarkeの炭酸で割って作るホームメイドレモンサワーはやみつきです」
「リモートワーク中の生活に少しでも彩りが欲しかったので、日々のお散歩のついでに近所のお花屋さんでお花を購入していました。以前からお花は捨てずにドライフラワーにすることが多かったのですが、少しづつ続けていくことで、自粛期間で大きな花束になりました」
「父が美術の教員だったこともあり、幼い頃からアートに親近感を持ち育ちました。自粛期間で美術館などに行くことができず、自宅でアートに触れたいと思い購入したのが、武田鉄平の初めての作品集『PAINTINGS OF PAINTING』です。SNSで流れてきた一枚の作品から彼を知り、一目惚れしました。作品はすべて、抽象的な肖像画。さまざまな人の顔が描かれていて、鮮やかな色彩、大胆で力強くも繊細な筆づかい、絵の具のボリュームやツヤ感が素敵です。装丁は、数々の有名ファッションブランドのキャンペーン等を長年手がけるNYのアートディレクター、ファビアン・バロンが担当しているところもポイントです。表紙の上部分にタイトルが型押しされた純白の本を、実際の絵と原寸サイズのポスターで包んだ高級感たっぷりの遊び心のあるデザイン。いつかはポスターではなく、原画を手に入れたいです」
香りにも癒されるマルチなオイル
「急な生活の変化で身体がストレスを感じていると気づき、より念入りに体を労わらなければと思い使い始めたのがJUICEのマルチオイル。心地良い保湿力で肌にすっとなじむ天然由来100%のライトなオイルです。加唐島のヤブ椿オイルをはじめ厳選されたボタニカルオイルブレンドが、ベタつきなくなめらかなツヤ肌に整えてくれます。マッサージにも適したテクスチャーで、香りも楽しみながら至福のケアができるマインドフルネスなオイル。フェイス、ボディ、ヘアにマルチに使えるのが嬉しいところで日々愛用しています。Light & Smooth(深呼吸したくなるウッディフローラルの香り)とRich(ビターシトラスのほのかな香り)の2種類あり、私はLight & Smoothがお気に入りです」
──コロナ以前と今で変化したことはありますか?
「当たり前だった日常が突然奪われ、人との距離を置かざるを得ないSocial distancingの時代が訪れた今。会議や貸出しなど、日々の業務がどんどんデジタル化し、効率的で便利になったこともたくさんある反面、根っからのアナログ人間の私は慣れないことも多く、日々奮闘中です。現在はリモートワークが中心で、週に1、2度のみオフィスに出社していますが、その時に同僚やスタイリストさんたちと実際に顔を合わせると、改めてオフラインのコミュニケーションはいいなあと。人と会い、対面で話し情報交換することに、オンラインにはない楽しさと喜びを感じるようになりました。デジタルシフトが加速する世の中。オンライン時代を恐れずに受け入れつつ、どこの場においても丁寧なコミュニケーションを大切にして、心穏やかで柔軟な自分でいたいと思っています」
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Edit: Yukiko Shinto, Nozomi Urushibara