ビーチ&シティ、マレーシアへごほうび旅!
ビーチライターの古関千恵子が、1週間あればたっぷりと満喫できるマレーシアの旅をナビゲート。のんびりとビーチで寛ぐアイランドリゾートのランカウイから、アジアンシティの楽しさがぎゅっと詰まったクアラルンプールまでをお届け。
1週間ほど、休みが取れた。さて、どこへ行こう? ヨーロッパやアメリカほど肩に力を入れることのない、ゆるりとしたアジアが気分。おなじみの旅先よりも、ハイダウェイ感のある大人のビーチリゾートでひたすら自分を甘やかしたい。あと、シティでショッピングや地元グルメもはずせない。
そこで、目を付けたのはマレーシア。ランカウイ島の「ザ ダタイ ランカウイ(The Datai Langkawi)」で海と山に抱かれ、首都クアラルンプールの「ザ ルマ ホテル アンド レジデンス(The RuMa Hotel and Residences)」で街遊び。どちらのホテルもラグジュアリーホテルを集めた「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(The Leading Hotels of the World)」のマレーシアにおけるメンバーで、リニューアル&NEWな存在。話題も先取りできそう。この旅プラン、はじめての女子ひとり旅にもおすすめです。
VOl.1 Pulau Langkawi
悠久の時が作り上げた自然美のアイランドリゾート
マレー半島の北西、タイの島々も肉眼で見える国境の島。太古の昔から息づく熱帯雨林と穏やかな入り江が出会い、マングローブが両岸に迫る川が蛇行する、濃密な南洋の自然が待っている。そそり立つ石灰岩の岩山や鍾乳洞などユニークな景観に彩られ、“地質における世界遺産”とも呼ばれるユネスコのジオパークでもある。
リゾートは島の北西部、静寂に包まれたダタイ湾にたたずむ「ザ ダタイ ランカウイ」。アマンリゾートゆかりの人々によって1993年に誕生、10カ月をかけたリノベーションを経て、2018年9月末に再始動したばかり。
Vol.2 Kuala Lumpur
アジアンシティの楽しさが濃縮されたKLを闊歩
ツインタワーそびえるマレーシアの首都、クアラルンプール、通称KL(ケイエル)。治安の良さで知られる、アジア有数の国際都市だ。ハイブランドからカジュアル系まで揃えたショッピングモールが連なり、地元のB級グルメが集合するストリートは夜遅くまで賑わい、街遊びの楽しさ炸裂。英国の統治時代のノスタルジックな名残や、精緻なイスラム文化、活気あふれるチャイナタウンなど、いろんな文化がひとつの街に共存している。
2018年、KLは世界展開している人気ホテルブランドのオープンラッシュ。ツインタワー・ビューが自慢のタワーホテルが頻出した中で、「ザ ルマ ホテル アンド レジデンス」は落ち着いた雰囲気のアーバンリゾート。目にする調度品のひとつひとつにストーリーがあり、おしゃれなKLっ子注目のホテルだ。