Way of Life Vol.3 佐藤久実(カーレーサー)×田中杏子スペシャルトーク | Numero TOKYO
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Way of Life Vol.3 佐藤久実(カーレーサー)×田中杏子スペシャルトーク 

車を持つ女性のライフスタイルに迫るスペシャルトーク企画「Way of Life」。女性レーサーとして第一線で活躍し、現在も24時間耐久レースへの出場やモータージャーナリストとしても幅広く活動する佐藤久実を迎え、小誌編集長・田中杏子とトークを展開。大人のオンナのたしなみについて、幅広いトピックで盛り上がりました。最終回は、それぞれの業界のトレンドから、今後さらに突き詰めていきたいことまで迫ります。
––「スタイル」についてお聞きします。ファッションの今春夏シーズンのおすすめのスタイルや、車業界でのトレンドとは?
田中杏子(以下A)「2015年春夏コレクションのトレンドとしては、全体的に花柄が多いシーズンですね。フラワーモチーフだけでなく、例えば植物だったり、食べ物だったり、星だったりと有機的なモチーフのプリントものも印象的でした。全体的な印象としては、華やかでハッピー。景気がいいのかなと思うくらい、色鮮やかで大胆な柄などが出ていました。逆に景気が悪いときは、シックなカラーやベーシックなデザインが多くなるんです。着回しがきいて、買いやすいので」
佐藤久実(以下K)「車の世界では、たとえば色に関していえば現実問題として、白、黒、シルバーがほとんどです。多くの人がリセールしやすいことを念頭に車を買われるんですよね。景気の悪いときのファッションの傾向のお話と一緒だなと思いました」
A「佐藤さんはどんな車のカラーがお好きですか」
K「私は以前赤のベンツに乗っていたのですが、買い取りの際、売りやすいカラーだったら値段が2~30万円違うと言われました。それでも懲りずにその後もシャンパンゴールドに真っ赤なレザーのシートの車に乗っていました(笑)」
A「かっこいい! さすがですね!!」
K「これが黒だったら、もう少し高く売れたのにっていつも後悔するんですけどね。海外出張から帰ってくると、成田空港の駐車場で、ヨーロッパとは違う風景だなと感じるのは、車の色が違うからなんですよね。ヨーロッパはもっときれいな色の車がたくさん走っていますよね」
【ファッションや車選びでライフスタイルが変わる!?】

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