フランス、ドイツTVに放映されました~! | Saeborg
Saeborg

フランス、ドイツTVに放映されました~!

フランスとドイツの共同出資で設立されたテレビ局、アルテ (Arte) の番組「トラックス (TRACKS) 」で、日本のラバー愛好界(動物をモチーフにしたスーツ中心)が取り上げられました。

サエボーグの報道は夏に開催した個展 Slaughterhouse-six(http://www.vanillagallery.com/archives/2012/20120903.html)が中心のドキュメンタリーになってます。

 

動画本編はこちら→  http://youtu.be/KPuxqjOUtX0

 

このブログでは、サエボーグ、こんちゃん、カリわんズの順に紹介していきますね!

 

 

Bei der Künstlerin Saeborg paart sich der Rubber Furry mit Aktivismus. In einer Galerie in Tokio präsentiert sie an diesem Abend ihre neueste Kreation “Slaughterhouse 6“ – Schlachthaus 6. Mit ihrem Playmobil-Bauernhof aus Latex will Saeborg die Ausbeutung der Frau anprangern. Für sie sitzen Kuh, Bäuerin und Schäfchen im selben Boot.
“Ich bin sehr wütend darüber, dass Randgruppen oft stark diskriminiert werden. Dabei sind diese Leute Vorreiter. Ich verabscheue Menschen, die andere danach beurteilen, ob sie in der Gesellschaft oben oder unten stehen, stark oder schwach sind. Ich hasse diese Mentalität, und alle, die sie unterstützen. Deshalb habe ich angefangen, Tierkostüme zu produzieren.”
Wenn Saeborg also ihre Schäflein mit Stacheldraht umzäunt, hält sie damit einer japanischen Gesellschaft den Spiegel vor, die alle Menschen in Schubladen steckt. Saeborg stellt ihre tierischen Outfits seit inzwischen vier Jahren selbst her.
“Bei meinem Kostüm mit den kopulierenden Pudeln sieht man auf den ersten Blick zwei total süße Haustiere, so niedlich wie eine Barbie. Sie sind so süß, dass sie wie Spielzeug aussehen. Aber in Wirklichkeit vögeln sie, weil sie eben lebendige Wesen sind. Wenn man Weibchen und Männchen zugleich verkörpert, fallen geschlechtsspezifische Unterschiede weg, es gibt die Unterscheidung Mann-Frau nicht mehr. Und man kann mich endlich nicht mehr in eine Geschlechterkategorie einsperren.”

女流アーティスト、サエボーグさんはラバー・ファーリーとアクティヴィズム (ここでは活動家の意) を兼ね備える。東京のとあるギャラリーで、彼女は今夕、彼女の最新作「Slaughterhouse 6 (ドイツ語で言えば、シュラハトハウス ゼクス (Schlachthaus 6) ) 」を開園 (上演) する。彼女のラテックスでできた移動家畜園 (移動式農場) によって、サエボーグさんは女性を食いものにすること (die Ausbeutung der Frau, 女性の搾取) を批判しようとしている。彼女のために、乳牛、女性農家、そして仔羊が一堂に会する (im selben Boot sitzen)
 「私は、社会的に疎外された人たち (端の (Rand) 集団 (Gruppe) ) がしばしば強く差別されていることをとても腹立たしく思っています。その点で言えば、ここにいる人たちはパイオニア (先導者) なんです。私は、他人のことを、その人が社会的に (地位が) 上か下か、 (権力が) 強いか弱いかを基準にして判断するような人々を忌み嫌っています。私はこうしたメンタリティ (精神構造) 、そして彼ら (ここではおそらく、改善すべき日本社会の慣習) を支えている総てのものに対して嫌悪感を覚えます。だから私はアニマルコスチュームを作ることを始めたのです。」
サエボーグさんはまた、彼女の仔羊を有刺鉄線の塀で囲うことを、人はみな型に嵌められている (in Schubladen stecken, 引き出しに仕舞う) という、日本社会の映し鏡 (インタビューでは「縮図」と仰っていました) を批判することにもなるだろうと考えている (余談: この文が一番文法的に難しいです。上手な訳がありましたら教えてくださいorz)サエボーグさんはさしあたりここ五年間アニマルコスチュームを手掛け続けている。
「私が手掛けた交尾している二匹のプードルのコスチュームについて、人はその二匹が、バービー人形と同じくらい、本当にかわいいペットだなあという第一印象を持ちます。二匹はとても可愛くて、おもちゃのようにも見えます。だけど実際には彼らは交尾をしているんですね、彼らもまず生き物ですから。女性と男性を同時に具現化するとき、性の違い (geschlechtsspezifische Unterschiede, 性種の差異) が無くなり、そこには男女の区別が消滅します。そして最終的には私を一つジェンダーの括り (Geschlechterkategorie, 性のカテゴリー) に閉じ込められないものにすることができるのです。」

 

学問竜さんが私訳して下さいました!ブログの文章を私の紹介部分だけそのままコピぺさせてもらっています。http://wssnschftsdrch.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html?spref=tw

 

ちなみに、TVでは「バービー人形と同じくらい、本当にかわいいペット」と言ってますが「バービー人形が連れて歩いてるようなかわいいペット」が正しいです。

 

アヌビス・ザクのようなマスクの「こんちゃん」フェティッシュファッション専門サイト、フェティッシュスタイルを運営しています。

http://www.fetish-style.info/

国内海外問わず、モードとして、ファッションとしてのフェティッシュウェア関連の情報を掲載。

今回のTV報道についての記事 http://www.fetish-style.info/2012/12/15/un-reportage-rubber-furries/

 

日本ラバー業界の草分け的な存在「カリわんズ」のお二人。お二人は自身の為のペアの衣装を制作してきました。

この衣装のイメージは「海のゆかいな仲間達~under the sea~」クマノミ君がポイント!

http://kariwanz.com/home.htm

 

 

 

サエボーグ写真は兵頭写真館X氏による撮影 http://homepage1.nifty.com/ikon/

他、Kazuho氏のアルバムより拝借。http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000019561980&owner_id=212615

(DEPARTMENT-H2099のゴム大会にて撮影)

Profile

saeborg

サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

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