パン野ゆりのぶらりパン歩き 毎日食べたい! 北欧スタイルのサワードウ「BRØD」@広尾
おいしいパンを求めて世界中どこまでも! パン愛にあふれたモデル山野ゆり改め“パン野ゆり”が、話題の新店から知る人ぞ知る逸品まで、津々浦々パンの世界を独自の視点でお届け。今回はデンマーク出身の店主が営む「BRØD(ブロード)」で、本格的なサワードウをいただきます! こんにちは! 毎日暑過ぎてドラクエウォークが捗らない……。パンは毎日食べてます、パン野ゆりです。 今回はデンマーク出身のクリスティーナ・ガネアさんが焼くリーンなパンたちにどハマりした「BRØD」をご紹介します♡ 広尾駅から徒歩2分。 住宅地の中に可愛らしい黄色い一軒家を発見したらそちらが「BRØD」♡ 路地裏にひっそりと佇むこちらのお店。 シンプルなパンたちの種類は常時10種類ほど。 これがとにかく少数精鋭でございます。
わあ〜♡
日本ではあまり見かけない、ずっしりと無骨に佇むハード系。
しかもホール。(しかも何種類も)
なんてカッコいいのでしょう。うるうる♡
これだけ見ていられます。うるうる♡
5年前に来日したクリスティーナさん。
ファイナンシャルマネージャーを生業としていた彼女ですが、「デンマークで日常的に食べていたリーンなサワードウを食べたい‼︎」と思ったら……、日本であまり見かけない!
さらに娘さんが日本の学校給食のパンが身体に合わなかった事もあり、自らパンを焼くことを決意したそうです。
(ファイナンシャルマネージャーからパン屋さんへ華麗な転身、驚きですよね。)
始めはネット販売していたパンですが、去年の12月に満を持してこちらの広尾店がオープン。
早速色々といただいていきましょう♡
まずはこちら。「HEIMDAL」。
薄くスライスしてチーズやハム、ジャム等と一緒に頂いたり、本場デンマークではスモーブローによく使われるそうです。
ずっしりと重みのあるパン生地はライ麦100%で、亜麻とヒマワリの種がたっぷり。現在進行形で私も毎日食べているのですが、これが本当にタイプ。(純粋にパン生地がドタイプです)
目の詰まったピタッ‼︎としっとりした食感、さまざまな穀類のシャリっと感がアクセント。
ライ麦100%で消化も良く、罪悪感なく食べれるのも嬉しい♡ ムギュムギュ咀嚼を進めるとお味噌のような味に変化。歓喜。
さらにこちらのヴィーガンバターを添えるとあら不思議!
「ライ麦のコク」と「バターのコク」が合わさり、最強コクウマ選手権で一位取れちゃうわよな。
これにワインがあれば満たされてしまいますね。
お次は「RUNGNIR」。
ライ麦30%で1番酸味があるのがこのタイプ。
クラムはモチモチ。お醤油のようなしょっぱい香ばしさがあって、噛めば噛むほどムギュムギュと味わいが濃くなっていきます。
鼻に抜ける小麦の香りも最高……!
パンそのもの「素材」が美味しいので、ハード系の馴染みのない方でも楽しめるパンだと思います◎
もちろんヴィーガンバターをプラスしたり、アボガドのスライスしたものをオンして、上から少量のオリーブオイルと岩塩をパラパラしたり……。
食べ方は超自由。あなたのお好きに!
スモーブローでもサンドイッチでもお料理に添えるでも、なんでも来い♡
自由自在な万能選手。家に常備したい逸品!
個人的に大好きなカルダモンロール。
シナモンロールはよく見かけるけど、カルダモンロールは都内でもあまり見かけないんです。
が……!BRØDでは本場の味が楽しめちゃう♡
こちらのカルダモンは断然焼き直しがオススメです!
キュッと締まったパン生地はふわりと軽やかでモチモチ♡カルダモンの香りがまぁるく広がって、なんて言うのかしら。洒落た気持ち……‼︎
ああ〜美味しい〜♡涙♡
「カフェオレとカルダモンロールさえあれば、向こう人生、おやつは一生それで」
そんな気持ちになれちゃいます。
全てのパンたちがまるっと3日間、手間暇かけて丁寧に焼かれるBRØDのパンたち。
じっくりフレーバーを引き出し、グルテンを壊すことで身体に優しいパンになるそう。
確かに……
どんなに食べても胃にストレスがない‼︎♡
「お腹いっぱい〜‼︎」という苦しくなる感覚が皆無で、身体がパンたちをナチュラルにスッと受け入れてる感覚。
食べるほどに身体が喜ぶBRØDのパンたち、何を食べても心身共に大満足♡
ハード系が好きな人はもちろん、普段ハード系を食べ慣れないビギナーの方たちにも超絶オススメです!
あなたのパンの可能性がまた広がりますよ♡
BRØD
住所/東京都渋谷区広尾5丁目4-20
営業時間/火〜木 10:00〜16:00、金〜土 10:00〜17:00 ※売り切れ次第終了
定休日/日・月
URL/www.brod.jp/
Instagram/@brod.jp
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Photos: Nami Nakagawa Text: Yuri Panno Edit: Yukiko Shinto