パン野ゆりのぶらりパン歩き ジャムの宝庫! 山形のセゾンファクトリーへ | Numero TOKYO
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パン野ゆりのぶらりパン歩き ジャムの宝庫! 山形のセゾンファクトリーへ

おいしいパンを求めて世界中どこまでも! パン愛にあふれたモデル山野ゆり改め“パン野ゆり”が、話題の新店から知る人ぞ知る逸品まで、津々浦々パンの世界を独自の視点でお届け。今回は、山形に工場を構えるセゾンファクトリーにて、パンのお供ジャムができるまでを見学!


こんにちは。パンが好きなパンノユリです。

今回は……パンのためならどこまでも♡ 山形まで遠征旅でございますよ(嬉!)。

パンを楽しむには欠かせない! ジャムがとってもおいしい「セゾンファクトリー」さんで初の工場見学をしてきました♡


山形県の山中に佇むセゾンファクトリー。個人的に今回が初めての山形だったのですが、とにかく自然を大満喫‼︎ 癒し満載な本当に素敵な場所なんです。

自然の湧き水、樹木に囲まれた山形の地形を活かして収穫される果物たちがこちらの工場でジャムやドレッシングなどに生まれ変わっています。

セゾンファクトリーの立ち上げの際に初めて作ったジャムがぶどうのジャムだったそうで、思い入れのあるぶどうの畑も見せていただきました(ぶどうのジャムってそういえばあまり見かけない……
セゾンファクトリーのぶどうのジャムは味が濃くてとっても美味しい! 山に囲まれて高低差がある土地を利用した栽培は、普通のぶどうよりも甘味や旨みが抜群。

さあ! まずはジャムの素材になる畑を見学♡

わあ! ぶどう畑ってなんて可愛いのだろう。
垂れ下がるぶどうたち。ほっこりとした可愛いジブリな世界観が広がりますね。
見ているだけで癒し癒し。

シャインマスカットもある♡
まん丸でフクフクしていて可愛い♡

このぶどうがどんな工程でジャムになって行くのだろう……? 早速工場へ潜入! わくわく。
着替えを済ませていざ!

このぶどう(ピオーネ)がどんな風に?

工場内ではさまざまな果物やお野菜でジャムやドレッシングを作っており、いろいろな作業を見学させていただいたのですが……

が。

工場内の想像していたイメージと真逆でしたよ!真逆!

手作業オブ手作業

みんなでぶどうの皮を剥いている!
なんなら種も取っている!

いちじくなんて、カットしている!

工場の中で驚きっぱなし……。だって、ほぼすべて手作業!

工場ってベルトコンベアーとかで流れ作業でさ、機械によってほぼ作られているんじゃないの??

え??ここ、大きめなキッチン??

本当に丁寧に一つ一つ手作業で果物の皮を剥いたり、すりおろしていたり、種を取っていたり‥包丁でスライスしていたりするのです。フルーティーな香りが充満するこの空間では人の手を使い真心を込めて作業が進められていました。

ぶどうの他にもイチゴやオレンジ、ドレッシングに使われる人参や玉ねぎなんかも同時進行で動いていました。

こちらはすりおろした人参。

セゾンファクトリーの人参ドレッシング……本当にオススメ。
みんなに配りたいくらいおいしい(笑)。

玉ねぎは皮や芯を剥く。この玉ねぎドレッシングも最高においしい(笑)。

「効率を考えると一つ一つ素材と向き合うことはできないのですが、素材としっかり向き合って、面倒な工程こそが美味しさに繋がるんですよね」

そんな素敵なお話もしていただきました♡

こちら、苺のあまおう。手でもみもみもみ〜(これやってみたい‼︎)

あまおうジャムはもちろん大人気ベストセラー♡
小さな頃から食べている、慣れ親しんだ懐かしいあの味。

こちらは先ほどのピオーネ。皮を剥かれて種を取り、ジャムになるためにグツグツと煮込まれていきます。

ゆっくりゆっくり、優しく掻き混ぜていきます。そしてね、高温の時間は短く5分程度で火を止めるのだそう。ジャム作りって何時間も火にかけるイメージがあるので意外でした。

煮込む時間が短いので、セゾンファクトリーのジャムはドロリというよりサラリ☆とした素材を活かした食感になっているのですね。

なるほど。うんうん、納得。

ジャムになる前のピオーネ摘み食い人生
ジャムになる前のピオーネ摘み食い人生

仕上げの瓶詰め作業は、量を調整するのに機械だと誤差が出てしまうこともあるそうで……こちらも仕上げは手作業で。

工場見学というと機械的な印象ですが、セゾンファクトリーの工場内は温もりある手作業に加えて明るい挨拶なども飛びかい、果物の香りに包まれてとっても居心地の良い空間でした!

作りたてのジャムの試食

まだアツアツな出来立てホカホカなジャムの試食もさせていただきました。
温かいジャムって新鮮♡ 当たり前ですが……おいしい〜!

そういえばジャムって冷蔵保存だし必ず冷たいけれど、家ではレンジでチンしてホットジャムとかも試してみようそうしよう。

工場で作られているジャムを食べ比べ!
念願のジャムパーティー開催♡

ジャムパ♡
ジャムパ♡

山形のパン屋さん「シベール」のパンをお供にさまざまなジャムを試食させていただきました。ランチをズラリとご用意していただいたのですが……これまたビックリ!

ジャムはもちろん、ドレッシングやパスタソース、お肉のソースからデザートのいちごミルクまで‼︎ すべてセゾンファクトリーの商品と言うから驚き。

ジャムの他に個人的に大好きなのが、この人参のドレッシング!

すりおろされた人参の食感が楽しく、酸味の中に野菜の甘みがとっても美味しい! 人参嫌いなお子様でも食べられるはず♡
セゾンファクトリーの看板商品でこちらも大人気だそうです。

しかもこのドレッシング、時短メニューとしてスープにすることも可能。お湯を沸かしてお好きな野菜を投入、ドレッシングと塩胡椒で完成!

これなんて魔法?

パスタソースもあります。私がいただいたのは「きのこで食べるパスタソース」。本当にこれ、パスタを茹でてソースを混ぜるだけ!というシンプルさ。なのに、ちゃんと美味しい。

時間がないチャチャっとご飯の時に重宝しますね。

ジャム以外にフルーツバターも♡
これね、これこれ。
大好きないちごのフルーツバター。
セゾンファクトリーのいちごバターは果肉感があって満足度高し。気づくとそのまま食べちゃうくらい好き。

あぶないです(笑)。

フッカフカなパンにたっぷりジャムを付けていただきます♡

セゾンファクトリーのジャムは自然な甘味が特徴。ジャム特有の「これでもか!」と主張されるお砂糖的な強い甘さではなく、素材本来の甘みが引き出されている様なマイルドで優しい甘さ。

糖度が低いのも納得で、普通のジャムを食べるよりも罪悪感がないのも嬉しい♡

私が食べ比べたのはピオーネ、あまおう、いちじく、ネーブル(マーマレード)、りんごの5種類。

パンはもちろんヨーグルトにかけたり、アイスに添えたり食べ方色々。チーズとの相性も良いのでお酒のおつまみにもどうぞ♡

王道のあまおうジャム。
崩れきっていないいちごがゴロンゴロンと口の中で踊るのが楽しい♡ほのかで優しい甘みとパンがベストマッチ。

季節により限定のジャムもあって目が離せない! 皆様もセゾンファクトリーのジャムを要チェックしてね♡

セゾンファクトリー

住所/山形県東置賜郡高畠町大字元和田1566番地
www.saisonfactory.co.jp/

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Photos: Kouki Hayashi Text: Yuri Panno Edit: Yukiko Shinto

Profile

パン野ゆりYuri Panno パンコーディネーター/パンシェルジュ。日本全国、訪れたベーカリーは数えきれないほど。年に数回は海外へも足を運び、パンを独自の視点で分析。最近では、トークショーや「世田谷パン祭り」でワークショップを開催するなど、活躍の場を広げている。モデル山野ゆりとしては、雑誌や広告、CMなど幅広く活躍中。モデルという職業を活かし、太らないパンとの付き合い方も考案中。Instagram: @yuri.yamano

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