パン野ゆりのぶらりパン歩き 「ヒルトン東京」でパン尽くしのアフタヌーンティーを! | Numero TOKYO
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パン野ゆりのぶらりパン歩き 「ヒルトン東京」でパン尽くしのアフタヌーンティーを!

おいしいパンを求めて世界中どこまでも! パン愛にあふれたモデル山野ゆり改め“パン野ゆり”が、話題の新店から知る人ぞ知る逸品まで、津々浦々パンの世界を独自の視点でお届け。ヒルトン東京で人気の、パンが主役のアフタヌーンティーを体験!


こんにちは! 今年の夏は暑過ぎる。パン野ゆりです。

連日の猛暑で夏バテ気味なそこのあなた。
猛暑なんて関係なし‼︎

快適ステイな極上ホテル♡で「パンのアフタヌーンティー♡」があるってご存知でしょうか?♡

暑い夏こそ! 涼しいホテル! ホテル!
ホテルでブレッドアフタヌーンティーが間違いなしであります。

一階テイクアウト専用のショコラブティック
一階テイクアウト専用のショコラブティック

最寄り駅は西新宿。日差しを避けながら地下道でワープ出来ちゃう最高な立地!なヒルトン東京。

パン好き界隈ではヒルトンのバナナブレッドがまぁ有名。開業以来、伝統的な味わいを守っているこちらのバナナブレッドは2本のバナナが丸ごと入った食べ応えのある逸品。

私も何度もいただいたことがあるのですが本当に美味しゅう。「バナナケーキ」とは一線を画す「バナナブレッド」、食感がよりパンに近く、バナナの香りや味わいも芳醇。

ホテルメイドのベイクですが、しっかりとボリュームがあり手土産に喜ばれること間違いなし♡

こちらが大人気のバナナブレッド
こちらが大人気のバナナブレッド

そんなパンに信頼があるホテルでパンのアフタヌーンティーが開催されているとのことで駆けつけてみました。

場所は2階のバー&ラウンジZATTA。
エリア毎に飲食店が分かれているのですが、壁が取り払われたシームレスなデザインでフロアの一体感を演出。

流石ヒルトン!なラグジュアリームードの店内を進むとまるで個室のようなプライベート空間が……‼︎

じゃーん‼︎

贅沢なソファの前に広がるのはパン尽くしのアフタヌーンティー、その名も「プティ・ブーランジェリー Old School」♡♡♡

なんてこと! 全部、パンだよ! 夢みたい!

豪華絢爛なアフタヌーンティー……! パンが整列する棚はなんとオリジナルで製作されたもの。

ブレッドアフタヌーンティーを手掛けるヒルトン東京ヘッドベーカーの湯田剛史さん曰く、「パン屋さんに行ってもいろいろなパンが食べられないのが悔しい。種類をたくさん食べたいのに、食べられても2、3個ですよね。小さなパンならたくさんの種類を食べられるのでは?と思い、パンのアフタヌーンティーを考案しました。この棚は小さなパン屋さんをイメージしたものです。ぜひ全種類食べてくださいね。」

ヒルトン東京ヘッドベーカーの湯田剛史さん
ヒルトン東京ヘッドベーカーの湯田剛史さん

確かに一度に何種類も食べられることって少ないですよね。掌サイズのパンたちは本当に可愛い!

早速いただいていきましょう♡

まずは一番手前のビーフステーキのトリュフソースバーガー。
厚みのあるビーフステーキが簡単に千切れる程柔らかい! バンズもフカフカでハンバーガーとしての一体感もピカイチ。美味し過ぎてこりゃミニバーガーでは足りない……。あと8個食べたい……。出来立てで提供されるのもポイント高し。

続きましては冷製のコーンスープ。
個人的にコーンスープが大好きなのでテンションが上がります。冷製なのも暑い夏にピッタリ♡
パンにつけて食べるのもオススメ。

これは? ん? 何パン??

実はこれ、メロンパンなのです!

今回の「オールドスクール」というテーマに沿って5種類の古き良き日本のパンたちをブラッシュアップされたそうで、湯田さんのアイディアには脱帽……! 

ホイップクリームとレモンゼストを用い、サクサクとした食感はそのままに。見たことがないほど洒落た「メロンパン」が誕生♡

味のほうもバッチリ‼︎メロンパン。

右上から時計回りにクリームパン、揚げきなこドーナツ、トマトのジャムパン、あんぱん。

クリームパンやあんぱんもメロンパン同様、昔ながらのスタイルとは一線を画すビジュアル。口に入れるまでは何パンかワカラナイ……‼︎
(早押しブレッドクイズができそう!)

パン生地がデニッシュ生地であったり、ワッフルシュガーがトッピングされていたり……どのパンにも新しいアプローチがあり新鮮な気持ちで食べながらワクワクとしてしまいました。

そして左手前のトマトジャムのパンが特に記憶に残っていて、トマトをジャムスタイルでいただくことが今までなかったかも……? まるで果物のような甘酸っぱさがパンに合ってとっても美味しい♡

今回のブレッドアフタヌーンティーでは他にもトマトのパンを3種類用意。

夏に旬を迎えるトマトの旨味をこれでもか!と味わえる「トマトとタコのマリネのサンドイッチ」「トマトパンのカプレーゼ」「ラタトゥイユのパン」の豪華ラインナップ。その他にもフレッシュな赤、赤紫、黄、オレンジ、緑の5色のトマトの食べ比べまで♡
これはトマト好きさん必見、必舌。

私もトマトは大好物なのですが、中でもお気に入りだったのはタコとマリネのサンドイッチ。真っ白なパン生地がやさしくフッカフカで酸味のあるトマトマリネが夏バテ気味な身体にスッと馴染んでいきました♡

こちらはエクレアのようですが、なんと、チョココロネ。

デニッシュ生地をセルクルに巻いて焼き上げ、ヘーゼルナッツの風味香るガナッシュクリームが絞られています。これはもはやパンというよりデザート・スイーツのような風格。

食後の焼き菓子としてスコーンも。
生クリームとブルーベリーのジャムを添えていただきます。ホロホロサクサクとほどける食感に生クリームとジャムがベストマッチ。

さらにホテル1階「マーブルラウンジ」のスイーツビュッフェより、2種類のスイーツも合わせて楽しめちゃいます♡

ドリンクは、カリフォルニア発の上質なオーガニックティーブランド「ART OF TEA」の紅茶を含む20種類のドリンク「ミックスベリー和紅茶」や、「洋なしとすももの和紅茶」などからチョイス。

美味しいパンたちに囲まれると一層気分も優雅なティータイムに♡ ブレッドアフタヌーンティーはパン好きさん大必見ですよ!

「プティ・ブーランジェリー Old School」
期間/〜2022年9月8日(木)
会場/バー&ラウンジZATTA (ヒルトン東京2F)
営業時間/11:30〜20:00 1名 ¥5,000(土・日・祝日は¥5,400) ※税・サービス料込
オンライン予約
※9月9日(金)からは栗、さつまいも、かぼちゃなどを使った「秋のプティ・ブーランジェリー」がスタート。

ヒルトン東京
住所/東京都新宿区西新宿6丁目6−1
URL/tokyo.hiltonjapan.co.jp/

パン野ゆりのぶらりパン歩き

Photos: Kouki Hayashi Text: Yuri Panno Edit: Yukiko Shinto

Profile

パン野ゆりYuri Panno パンコーディネーター/パンシェルジュ。日本全国、訪れたベーカリーは数えきれないほど。年に数回は海外へも足を運び、パンを独自の視点で分析。最近では、トークショーや「世田谷パン祭り」でワークショップを開催するなど、活躍の場を広げている。モデル山野ゆりとしては、雑誌や広告、CMなど幅広く活躍中。モデルという職業を活かし、太らないパンとの付き合い方も考案中。Instagram: @yuri.yamano

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