パン野ゆりのぶらりパン歩き 「ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ」で幸せすぎるモーニングを
おいしいパンを求めて世界中どこまでも! パン愛にあふれたモデル山野ゆり改め“パン野ゆり”が、話題の新店から知る人ぞ知る逸品まで、津々浦々めくるめくパンの世界を独自の視点でお届け。今回は、話題の新店「ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ」で朝活をしてきました!
こんにちは!最近美味しいジャム探しに夢中です。パン野ゆりです。
今回はパティスリィ アサコ イワヤナギの新店舗「ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ」にて史上最幸なモーニングが楽しめると聞き潜入してきました。
むふふふふ。
2021年の秋にオープンしたイートイン中心のお店ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ。
オープンキッチンを囲うよう客席を配置。研ぎ澄まされたライブ感のある空間でのモーニング・ランチ・ティータイムが提供されています。
モーニングは3種類
私が伺った時間帯は3種類のモーニングメニューが選べました。
・スープとトーストがメインのシンプルモーニング
・パフェがメインの朝パフェモーニング。
・パンもスープもパフェもフルスロットル!
モーニングスペシャリテ。
せっかくなので一つずつご紹介していきましょう。
シンプルモーニング
・季節のスープ
・厚切りトースト バターのせ
・特選ひとくちフルーツ
・本日の朝コーヒー or 朝茶
まずはスープからいただきます♡
優しく色鮮やかなこちらのスープはフランスのベアルヌ地方の「ガルビュール」という田舎風煮込みのスープ。
キャベツをメインにたっぷりなお野菜とインゲン豆などを入れて煮込んだ具沢山なスープで、上の生ハムとチーズがアクセント。味わいに強弱があり、栄養バランスも良いですね。
お野菜やお豆の甘さが馴染んだ、素朴で優しくホッとする味わい。朝からスルスルと飲み干せてしまいます。
厚さ4センチ?ほどの厚切りのトーストには充分過ぎるバター‼︎と無花果と洋梨の自家製ジャムをたっぷりつけていただきます。
軽くトーストされた食パンはたっぷりと目が詰まり咀嚼の度に小麦を存分に堪能。シンプルなのにとってもおいしく、厚みも手伝い満足感もあります。
バターのほのかな塩味と無花果と洋梨のジャムが見事な共演を果たし、ジューシーでマイルドな化学反応。
朝にありがとうを言いたくなるほどの美味しさ。
この日のペアリングドリンクの朝茶は、長崎県東彼杵町の「つゆひかり」。一煎目と二煎目をあえて混ぜており、旨味と香り、水色の美しさにもこだりが。丁寧な一日の始まりに、豊かな気持ちになれるようなお茶のセレクトを心がけているそうです。
朝パフェモーニング
アサイーボウルに見立てた朝にぴったりなフルーツパフェ。解体新書はこちら。
・苺とアサイーのソルベ
・ヨーグルトジェラート
・自家製酵母パンラスク2種
・自家製グラノーラ
・ジャージー牛乳ムース
・水切りヨーグルト
・苺とセロリのマリネ
・レモンジュレ
・バルサミコ蜂蜜ソース
・コーヒーorお茶
ビジューの様にキラキラとそびえ立つパフェ。美しさの余りにペコリと頭を下げてしまいそう。
濃厚な水切りヨーグルトとフレッシュな苺、ルッコラとバルサミコの苦味と酸味が爽やかさを引き立てる一品で、食べ進むごとに新たな食感や美味しさの発見の連続。麻子さんの天才的なフードセンスが光ります‼︎
せっかくなので、同行していたパフェギークな編集Y子さんにもレポートをいただきました♡
「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGIとはまた違ったタイプの、一日のスタートにぴったりな軽めのパフェ。もちろん、麻子さんならではの素材使いやレイヤードの妙は健在です。さっぱりした苺とアサイーのソルベやヨーグルトのジェラート、グラノーラなど朝食のような食材に、苺とセロリのマリネやバルサミコ蜂蜜ソースといった一捻りがたまりません。そして、苺がとてもおいしかったです!」
パン野個人的にはパフェ×お茶のペアリングが渋くて洒落ていて好き。
朝パフェには、ヨーグルトや季節のフルーツの印象に合うお茶をセレクトしているそうです。このときは、苺に合わせた包種茶「みなみさやか」をいただきました。宮崎県五ヶ瀬町で作られる、台湾製法のお茶で、花やミルクのような甘い香りが朝パフェにぴったり!
さぁさぁラスト!
こちらのセットでございます。
モーニングスペシャリテ
・季節のスープ
・季節のサラダ
・本日のパン
・3種のチーズ
・卵料理 シャルキュトリー
・デザートプレート
・本日の朝コーヒーor朝茶
1日の幸福指数を朝から全て使い切ってしまうのではないかと思う程‼︎見た目も華やか‥!
東京1うっとりしてしまうモーニングでは無いでしょうか?
グレーで統一した異空間の中で麗しきアスティエの器に囲まれたパンやサラダにチーズ、シャルキュトリー。降り注ぐ朝の日差しまでもが演出に感じてしまい、思わず至福な溜息。
はぁ。
本日のパンの種類はクロワッサン、白パン、チョコロール、リュスティックの4種類。
先程のシンプルモーニングと同じく無花果と洋梨のジャムの他に、桜の葉を使ったバターが付いてきます。
以前の取材の際にも思いっきり気に入ってしまった麻子さんのクロワッサン、お味は変わらず最高潮。パティシエさんが作るクロワッサンという長所が顕著に表れていて、とにかくバタームンムン‼︎女性ホルモンが分泌される作用あるよね?って思うほど、脳内が香りに左右されるクロワッサン♡
白パンは素朴で優しい味わい、こちらにはクリーミーな桜の葉のバターをたっぷりとオン。
これがまた洒落た味! 春の訪れを口内で噛み締めている様な優しい気持ちになりました。
もう一つリーンなリュスティックにはポーチドエッグと自家製ハム、テテドモアンヌを添えて。そっと卵を割るとまるで絵具の様な鮮やかな黄色が溢れ、自家製のハムで食感と塩加減をプラス。花弁の様に美しいテテドモアンヌをアクセントに食のマリアージュ完成。
最っ高です。
デザートプレートにはパフェモーニングと同じパフェのミニサイズ、ピスタチオのケーキとミニマドレーヌ、クッキー、ビーツのジュレが付いてきます。
チョコロールにはデザートのピスタチオケーキのクリーム部分をスプレッドとして塗り塗り。
ピスタチオクリームの甘さとナッティーな香りがチョコにマッチ。
デザートまで完璧な至れり尽くせりな朝。
モーニングスペシャリテのパンたちは楽しみ方が実に無限大。白パンを半分にカットしサラダ、チーズ、ハムを挟んでサンドイッチにアレンジしたり、シンプルにスープと一緒に楽しむのもGOOD。
品数が豊富な分だけパンをアレンジして食べる楽しみもいっそう広がりますよね。
お席は予約も受け付けているので、確実に行きたい方は予約をオススメします。
同一エリアにある店舗ではテイクアウトでパンやケーキなども種類が楽しめるのでそちらも要チェックですよ!
ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉ
住所/東京都世田谷区等々力4丁目5−9 2F
営業時間/8:00〜18:00
定休日/月・火(祝日の場合は営業)
オンライン予約
※朝茶会、ランチスペシャリテ、アフタヌーンティーは完全予約制。
※予約メニューはモーニングスペシャリテ、朝パフェ、朝茶会、ランチスペシャリテ 、アフタヌーンティーのみ。
Photos: Kouki Hayashi Text: Yuri Panno Edit: Yukiko Shinto