「9.kyuu」のアトリエで手作り石鹸に挑戦! | Numero TOKYO
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「9.kyuu」のアトリエで手作り石鹸に挑戦!

サステナブルなパーソナライズ美容石鹸ブランド「9.kyuu(キュウ)」のアトリエにお邪魔し、オリジナルの石鹸づくり体験をしてきました。

とある閑静な住宅街にある「9.kyuu」さんのアトリエ。
とある閑静な住宅街にある「9.kyuu」さんのアトリエ。

以前、「ツカッテツクレルネコキット」で猫石鹸を自作しましたが、実は仕上がりに納得がいかなかったのも事実…(そのときの記事はこちら)。どうしたら思い通りに石鹸を作ることができるのか。今回はそんな悩みも直接聴きながら石鹸作りができるワークショップに参加させていただきました。

お家のような素敵なアトリエ。家具やディスプレイなどあちこちが可愛くて「9.kyuu」の世界観そのものといった感じです。

今回作るのは、一つが大人気の猫型石鹸。目や鼻の色が違ったり、模様が描かれていたり、グラデーションになっていたり。同じ石鹸でもこんなに表現ができるのか、と驚きます。こんな立派なものを作れるようになりたい!

もう一つは、惑星のかたちの石鹸です。通常は「プラネタリーキット」として販売されています。

ずらっと並んでいる色とりどりの塊が、原料となる石鹸です。すべてイギリスの老舗石鹸素地メーカー、スティーブンソン社のものを使い、日本国内で製造を行なっているそう。色も成分も植物性由来で美容成分が配合されているので、洗うたびお肌がしっとり。お肌にも地球にもやさしいのです。

さっそく作っていきます。まずは、惑星から。私は山羊座なので、守護惑星の土星にしました。手順はとてもシンプルです。まず、必要な石鹸を必要なグラム数分カットしていきます。

カラフルな羊羹みたいで美味しそう! 普段ろくに料理もしないので、この時点でとても楽しいです…。

色ごとに耐熱容器に入れて、レンジで溶かします。

そこへ、精油を垂らします。全部で9種類あり、香りで直感的に選んでも、名前からインスピレーションで選んでもOK。「アルケミスト」、「モネの庭」など想像が膨らみます。私はベルガモット、グレープフルーツ、ラベンダーが入った「フォレスト」にしました。

球体状の型に半分流し込みます。型を傾けておくと、本物の惑星のような縞模様を斜めに入れられるんですね。その後、冷蔵庫でしばし冷却。

こんな感じになりました! まだ完成図のイメージはつきませんが…。そこへ、マイカパウダーという鉱物の顔料を塗っていきます。

仕上がりをイメージして描きました。いい感じでは!?

球体の半分をカポッとはめて、残りの石鹸を流し込んでいきます。全部で3色あるので、バランスも考えたいところ。

型から溢れそうなところギリギリまで流し込んだら、また冷やします。そして出来上がったのがこちら!

私は型に入れる石鹸の量が少し足りなかったため、まん丸ではなく底のある安定した惑星になりましたが(笑)、惑星感のある仕上がりに大満足です。

続いて、猫ちゃんを作ります。

目指すのは、鼻の色が違うデザイン。前回これをやろうとして色が混ざり合ってしまったので、今度こそ成功したい! 同じように、石鹸を測って必要な分量だけ切っていきます。

あっ、ピッタリ賞!

同じように電子レンジで溶かします。手軽にできるのがうれしいですね。

まず鼻だけに流します。ここでいったん冷やして固めます。この工程が必要だったんですね!

固まったら、顔の色を入れていきます。そしてまた冷やしてから、今度は耳に別な色を流していきます。

一方、向かいでは2色を同時に流し込んでいます。どんな仕上がりになるのでしょうか?

そうこうしている間に、ついに完成! 念願のカラーブロッキングの猫石鹸です。微妙に顔と耳の色が違うの、わかりますでしょうか? いい顔してます!

そして、先ほどの2色同時流し込みは、きれいなグラデーションになっていました! 自分で作った石鹸、愛着もひとしおです。

残ってしまった石鹸は、胸像の型に流し込んで無駄なく活用! この型も市販のものを使えば自分で作ることができるそうですよ。

シュールでたまりません。他にも、ペットボトルを使った土偶型など、もはや石鹸の枠を越えたアートな作品も見せていただきました!

このワークショップを体験してみたいという方は、「9.kyuu」のインスタグラムアカウントにて随時告知されるので、ぜひチェックしてみてください!

「レスキュウキット」
「レスキュウキット」

ちなみに、「9.kyuu」の最新コレクションはオンライン限定発売の「レスキュウキット」(¥6,800)。除菌ミストと肌プロテクトソープを手作りできる、まさに今欲しいキットです。気になります!

9.kyuu
https://9kyuu.com/

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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